【阪神・デュプランティエ優勝インタビュー(下)】野球人生の中で最高に楽しかった1年

[ 2025年9月8日 18:10 ]

<阪神祝勝会>ビールかけを楽しむデュプランティエ
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 阪神のジョン・デュプランティエ投手(31)が2年ぶりのリーグ優勝に際し、合同インタビューに応じた。((上)から続く)

 ――一番印象に残っていること

 「先発の話になるが、どの選手を見ても、どれだけ選手として成熟してるか、プレーヤーとして大人びているかがすごく印象に残っている。シーズン序盤、真っすぐを中心にスライダー、フォークを交ぜていく中で抑えていたのが、シーズンを通して徐々に変化して。フォークから入って最後は真っすぐっていう風に逆のパターンで攻めたりだったりとか、彼らの投げている過程を見て、すごく勉強になった。そこがすごく自分の中でも驚いたところ。一人名前を上げるとしたら才木選手の球宴後の完封(7月26日のDeNA戦)。自分が見ていた中でも本当に印象に残っている」

 ――捕手・坂本は、組んできた捕手の中でも特別か?

 「今の質問を聞いて、すごく自分が年を取ってるみたいな形で言われるのが…。それは違うんじゃないかと思ったけど(笑い)。彼と一緒にやって選手としての特徴だけじゃなく、性格を知ることができた。彼と一緒につくり上げていく登板は本当に楽しかったし、楽しむことができた。自分だけじゃなく、特に若い選手、投手として、信頼できる捕手がいるっていうのはすごく重要なことだし、彼が集中して自分の仕事を全うしてるっていうことを知ることができているだけで、こちらも集中して自分の役割を考え、自分のやるべきことを集中してできるから、良いものが生まれるんじゃないかと思う」

 ――藤川監督はどんな監督か

 「自分にとって通訳陣やトレーナー、チームの方から受けているサポートは一緒だけど、日本に初めて来た時に、監督から『まずは慣れてほしい。しっかり自分の生活、プレーができるようにしてほしい』と言ってもらった。(海外でのプレー)経験もあると思うが、野球も違えば文化、人も球場も違う、雰囲気も違うと理解してくれていた。もちろん野球のことになると違うし、仕事なので僕たちを特別扱いするわけではなく、いち選手として見てくれた。その中で外国人選手を理解して、寄り添ってくれたとすごく感じる。例えば1年を通して自分が思ったような登板がいかなかった時に、どうしても自分自身にあててしまって、なんでできなかったんだ、と追い込んでしまった時に、短いコメントで『マウンドが悪かったな』とか『ここが今回は悪かったな』とか、自分だけの理由だけじゃないよと言ってくれた。それは監督が本心から思っていることではなくても、自分の様子を察してゆっくりと自分の気持ちを落ち着かせてくれるようにしてくれたのは本当に印象深い。そこは自分にとっても一年間を通して大きかった。監督業って忙しいし、こちらも選手としてやらなければいけないこともあるので、シーズン中になかなか話す機会はなかったけど、会った時は少し笑顔を向けてくれたりとか、小さなコミュニケーションが自分たちを気にしてくれているなと。1年目の日本での生活において監督の存在はすごく大きかった」

 ――阪神に来て良かった?

 「日本の野球、生活、時間、この経験ができたのは阪神タイガースでなければできなかった。このような機会は自分でもうれしいし、すごく感謝している。阪神タイガースでプレーすることにすごく誇りを感じている。もちろん湿気だったり、体的にしんどいことがあっても午後2時のデーゲームの熱い中で投げる、そんなしんどい状況だったとしても阪神タイガースでプレーしていることで精神的に思い切ってプレーできた。今までの野球人生の中でこの1年間というのは一番楽しかった1年だったんじゃないかな」

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