【阪神・坂本誠志郎 優勝インタビュー(下)】負けが込んだ交流戦に新たな気付き

[ 2025年9月8日 18:20 ]

<阪神優勝振り返り>笑顔で記念撮影する(右から)岩貞、坂本、伊藤将(撮影・椎名 航)
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 阪神・坂本誠志郎捕手(31)が2年ぶりのリーグ優勝に際し、合同インタビューに応じた。((上)から続く)

 ――投手をリードすることのしんどさ

 「しんどさはないし、そんなしんどいとか言っている立場の人間じゃない。抑えるときも、打たれた時もまだまだ自分にとっては勉強中。経験の一つだと考えたら、しんどいという感覚は一切ない。毎試合、いろんなことを考えて、悩みながら、これでいいんかな、どうしようかな、こうやってみたらどうかなとか。全部、自分に返ってきて野球を続けていく中で、あの時、こんなことがあったから、こういう風にできた、こういう風にしてみようとか。材料になるとしたらなんでも吸収したい。それを楽しいと感じることもあるし、難しいと思うこともある。そういう葛藤はあるけど、しんどいと思うことはない」

 ――勉強になった試合

 「今年は個人的には、交流戦の戦い方、考え方を今までやってきたこととはガラッと変えてやったつもり。それが結構楽しかった」

 ――具体的には

 「セ・リーグとパ・リーグの野球は違うと言われるが、本当にそんなに違うのか、どういう風に考えているのか。やってみたら違うとは言われているけど、やっぱり一緒やなとか。一緒と思っていてもこういうとこはちょっと違うなとか。そういうのを自分なりにある程度、先に考えながら…考えを持って入って、答え合わせじゃないけど、そういう感覚もあった。実際、ちょっと負けが込んで、連敗もあったけど、個人的にはすごくいろんなことを気付かせてもらったりとか、いつもと違うことをやってみたりもした」

 ――日本シリーズで生かせる可能性も

 「どうですかね。そんな先までは見ていなかったけど。でも、そこから得られるものもあるだろうし、実際そういう風になった時に、もらった情報とか、得たヒントとかをできるだけこう使う、使えるようにというのは、本当にどの試合でも、どの球団が相手でもやってること。それはまたその時になって、なんか出てきたらいいなと思う」

 ――デュプランティエとのコミュニケーションの取り方

 「投球フォームとかメカニック的なことで言うと、ちょっとこうなってるなとかっていうのがあったら、なんて言えば本人に伝わるかを通訳に確認して。ゲーム中にでも言ってあげたり、マウンドに行った時に言ってあげたりとか。結局マウンドに集まってとかしゃべるってなったら、大体言うことは限られてるというか、そんないっぱいなこと言ってもピッチャーも大変だと思うので、使えそうな言葉は先に通訳に聞いて使う感じですかね。あんまりそんな数は話せない。その単語並べといたらデュープは賢いんで雰囲気で分かってくれるだろうっていう感覚ぐらいですかね」

 ――後輩捕手の育成と阪神の未来

 「譲る気はないですよ。実力の世界なので。僕も力がないから出られてなかったし、力がなくなったら出られなくなるっていうだけの世界。僕は誰が来ても負けないだけの技術をまだまだ身につけないといけない。でも経験っていうのは自分でなんとかできない部分もあるので、そこは強みにしてやっていきたい。ただ、僕もいつまでもやれるわけじゃないし、必ず衰える時が来る。全力で抗うつもりですけど。同じポジションで争う人が出てくる、争うことになると刺激になるし、お互い技術が上がっていけば全体のレベルも上がる。なんか聞かれたら全然答えるつもりだし、別に隠すつもりもないので、聞いてくれる分には答えていきたい。今強いだけでいいっていうわけじゃない。いろんなことがつながっていくようには考えないといけない」

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