広島・坂倉将吾 V撃5連勝「ここからが本当の勝負」8月は打率1割台低迷も64打席ぶり適時打

[ 2025年8月30日 05:05 ]

セ・リーグ   広島4-2ヤクルト ( 2025年8月29日    神宮 )

<ヤ・広(17)>4回、坂倉は適時打を放ちガッツポーズ (撮影・村上 大輔)
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 広島・坂倉将吾捕手(27)が29日ヤクルト戦(神宮)で2回に先制の適時二塁打を放ち、勝利に導いた。4回にも右前適時打を放ち2安打2打点と躍動。8月は月間打率1割台と低迷し、複数安打も8日の中日戦以来、13試合にわたり出ていなかったが、復調の兆しをみせた。チームは4月以来の今季最長タイ5連勝。3位・DeNAが中日に敗れたため、同率で7月12日以来の3位に浮上した。 

 坂倉が苦境をはね返し、自らのバットで勝利を呼び込んだ。2回2死一塁だ。1ストライクから高梨の低めカーブを捉え、左中間へ先制の適時二塁打。6日のDeNA戦以来、出場16試合、64打席ぶりの適時打が決勝の一打となった。

 「ベンチで見ていても(高梨は)真っすぐが良いように見えていた。真っすぐでいきながら(カーブに反応して)振れたので良かった」

 114キロの初球カーブを見逃し、引き続き直球にタイミングを合わせた中で、2球連続できた低めカーブをコンパクトに振り抜き、外野の間を抜いた。8月は試合前まで月間打率・171、3打点と苦しんでいた。本来の状態とほど遠い内容が続き、27日の試合前練習では新井監督から直接指導を受けた。「監督含めていろんな人から助言をもらっている。それが練習でできても試合でできなかったら意味がない。恩返しの意味でも結果で示せれば」。指揮官から助言をもらってからも、試合後はベンチ裏のスイングルームに残って一人で黙々とバットを振り、向き合ってきた。前日28日の巨人戦で22打席ぶりに安打を放ち、トンネルを脱出すると、一夜明けたこの日も快音を響かせた。

 「急には良くならないので、本当に積み重ねというか、良いものが2日続いているので、これが長く続くようにもっと練習していきたい」

 2―0となった4回1死三塁では高梨の初球フォークを右前へ。新井監督も「段々と(坂倉)らしくなってきた。昨日(28日)の試合の内容を見てもちょっと上がってきたかなと思う」とうなずく。

 同率3位浮上とCS進出も見えてきたが、坂倉は足元を見つめる。

 「去年もここまでは良かった。ここからが本当の勝負になってくると思う。ここまで離されずにみんなで頑張ってきたので、最後もうひと踏ん張りできるように。個人的にも、置いていかれないように頑張りたい」

 昨年9月は5勝20敗の大失速で首位から4位に転落。悲劇を今年は歓喜に変える。背番号31は勝負の行方を左右する最終盤での活躍を期した。 (長谷川 凡記)

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