【怪物×怪物】山梨学院・菰田と健大高崎・石垣のどっちが凄い?高校日本代表捕手の横山悠に聞いてみた

[ 2025年8月30日 23:06 ]

正捕手の座を狙う横山(撮影・柳内 遼平)
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 9月5日に沖縄で開幕する「第32回WBSC U18ワールドカップ」で連覇を狙う高校日本代表が30日、那覇市内の宿泊地で結団式を行った。今夏の甲子園で4強入りした山梨学院の横山悠捕手(3年)は代表に懸ける思いを明かした。

 「日本代表という立場でプレーさせていただける実感が湧いてきました。ここから世界一になるために開幕までの準備が大事になってくると思います」

 前日の29日に行われた沖縄電力との練習試合では「5番・捕手」でスタメン出場し、小倉全由監督の期待の高さが伺えた。打撃では無安打に終わるも「結果は良くなかったが、良い経験を積むことができたと思います」と前を向く。山梨学院では2年時から多くのタイプの投手をリードした司令塔としての経験、今夏の甲子園で大会タイ記録の8打数連続安打を放ったミート力で正捕手の座を狙う。

 横山にしか知らない世界がある。山梨学院では来秋ドラフトの目玉とされる最速152キロ右腕・菰田陽生(2年)の剛球を受けてきた。そして、高校日本代表の練習初日には世代No.1投手と称される健大高崎の最速158キロ右腕・石垣元気(3年)のブルペン投球を受けた。両腕ともにプロで輝かしい未来を予感させる逸材だ。横山にどちらが凄かったか、直球質問を投じた。

 「スピードだったら石垣ですね。あと、実際に受けるまでは真っすぐのイメージが強かったんですけど、140キロを超えてくるカットボールが凄い。それにスプリットも良い感じで低めに決まる。“これは使えるな”と思いましたし、やっぱり試合でバッテリーを組んでみたい投手だなと思いましたね」

 スピードは常時150キロ台の石垣に軍配が上がった形だ。ただ、1メートル94、100キロの体躯を備える菰田には他の投手にはない唯一無二の武器があると言う。

 「菰田は角度が凄いんです。他の投手とは違うところから投げ下ろしてくるので145キロでも150キロくらいに感じる。同じ球速表示でも他の投手より体感が5キロ増しになるんです」と解説。今夏の甲子園で150キロをマークした菰田の直球は体感で「155キロ」にもなり得る。そして、もし石垣が得意とするスプリット、カットボールを菰田がマスターできれば「まず打たれないですね」と笑った。

 あす31日は大学日本代表との壮行試合。「相手は大学日本代表ですが、自分たちも高校の日本代表というプライドを持って、向かっていくような野球をしたい」とチャレンジャー精神で挑む。2人の怪物投手を知る横山が高校侍の投手陣をリードしていく。(柳内 遼平)

 ◇横山 悠(よこやま・ゆう)2007年(平19)5月23日生まれ、埼玉県出身の18歳。小1から野球を始め、6年時はヤクルトジュニアに選出。忍中では行田リトルシニアに所属。山梨学院では1年秋からベンチ入り。50メートル走6秒3、遠投90メートル。1メートル78、68キロ。右投げ右打ち。

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