【甲子園】沖縄尚学・末吉良丞、周囲に感謝の逆転勝利 決勝は「自分の力で勝てるようにしたい」

[ 2025年8月21日 14:20 ]

第107回全国高校野球選手権大会第14日目 準決勝   沖縄尚学5―4山梨学院 ( 2025年8月21日    甲子園 )

6回、新垣有(左)にマウンドを譲って降板する沖縄尚学・末吉(撮影・北條 貴史)
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 幾度もチームを救ってきたエースが、この日はチームに救われた。沖縄尚学(沖縄)先発の末吉良丞(2年)は「今日は自分は別に特に何もしていなくて、先輩方たちと2番手の有絃がしっかり抑えてくれたことで勝つことができたと思います」と周囲にひたすら感謝だった。

 本来の調子ではなかった。初回に先制点を失うと、1―1の5回には1死から3連打を浴び、満塁のピンチを招いた。この回、味方の失策で2失点。1―3の6回にもミスが絡んで1点を失い、6回2死二塁の場面で、新垣有絃(2年)と交代した。

 不運な形での失点がかさんだが、味方のミスをカバーするのがエースとしての使命だけに、末吉は「疲れもあって思うようなピッチングができなかったんですけど、そういうのは関係なく、自分のコンディションの調整のせいだと思ってる。決勝へ向けてまたイチからやっていこうと思います」と中盤までの苦戦の理由を、自らの投球内容に求めた。

 140キロ台の直球を軸に、カーブ、スライダーなどを巧みに織り交ぜ、安定感を持って回を重ねる左腕。「思うようなピッチングができなかった」とは言うが、強打の山梨学院打線に許した6安打のうち、5本は単打にとどめるなど、試合をつくった。「こういう自分がダメな時に助けてもらった。決勝で投げることがあるなら、この借りを返して自分の力で勝てるようにしたい」。恩返しの舞台は決勝戦。エースとしての力量を見せつけ、チームに悲願の初優勝をもたらす。

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