【甲子園】東洋大姫路・阪下漣が復活登板「足は震えて鳥肌が立った」 先発・木下に「恩返しがしたかった」

[ 2025年8月15日 12:38 ]

第107回全国高校野球選手権第10日 2回戦   東洋大姫路8―4花巻東 ( 2025年8月15日    甲子園 )

<東洋大姫路・花巻東> 勝利し、笑顔の東洋大姫路・阪下(左) (撮影・須田 麻祐子) 
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 東洋大姫路(兵庫)が花巻東に競り勝ち、3回戦に進出。2001年から出場した4大会連続での3回戦進出を決めた。投打のかみ合う戦いの中、最速147キロ右腕・阪下漣(3年)も聖地で復活登板。「ほっとしました。足は震えていましたけど。鳥肌が立ちました。これだけのみなさんが待っていてくれたのだな…と」と登場時に球場を支配した大歓声を感慨深げに振り返った。

 8―4の9回、先発の木下鷹大(3年)が先頭打者に二塁打を許した時点で、阪下はマウンドへと上がった。9番・山崎力(3年)をスライダーで見逃し三振に仕留めると、続く1番打者は139キロ直球で空振り三振。最後は2番打者をこの日最速の143キロ直球で遊ゴロに打ち取り、チームに勝利を導いた。「歓声で聞こえない中でも周りの選手が声をかけてくれているのが分かったので、チームのために思い切って投げようと思いました」と無心で、全力で腕を振った。

 勝負どころで阪下を送り出した岡田龍生監督は「去年からの経験値でね。一生懸命コツコツここまで頑張って来てる子なんで、なんとかと思って、最後はもう坂下でいった」と底力を認めた。今後については「長いイニングはアレですけど、しっかり今日くらい放ってくれると助かりますね」とリリーフで起用する可能性も示した。

 今春選抜大会では壱岐(長崎)との1回戦に先発したが、右肘じん帯損傷の影響で1回2失点、わずか23球で降板した。手術ではなく保存療法を選び、迎えた夏の兵庫大会。未登板ではあったが、シート打撃には複数回登板するなど、着実に復活への道を歩んできた。「県大会では投げられず、木下が甲子園に連れてきてくれたので恩返しがしたかった。木下が甲子園に連れて行ってあげると言ってくれたからリハビリも頑張れた」。仲間との絆を胸に、上がったマウンドでは全力で腕を振り続ける。

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