【甲子園】横浜・織田 同校2年生史上初完封!67分間“水入り”何の 2度目春夏連覇へ“力水”

[ 2025年8月9日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権第4日・1回戦   横浜5―0敦賀気比 ( 2025年8月8日    甲子園 )

<横浜・敦賀気比>完封勝利を挙げて雄叫びを上げる横浜・織田(撮影・北條 貴史)
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 1回戦4試合が行われ、今春の選抜覇者の横浜(神奈川)が、敦賀気比(福井)に5―0で快勝した。来秋のドラフト候補右腕・織田翔希投手(2年)が、7安打で完封勝利。同校の2年生投手の夏の甲子園での完封は初めてで、98年以来27年ぶりの春夏連覇へ好発進した。

 2年生は笑っていた。9回1死一、二塁。127球目は139キロの直球だった。遊ゴロ併殺。堂々とマウンドを守り切った織田は、心からうれしそうだった。試合前に村田浩明監督と完投を約束。7回を終え「代わるか」と言われたが「約束を果たしていないのでまだ投げさせてください」と志願の続投で、完投どころか7安打完封を飾ってみせた。

 「100%楽しむことができた。夏投げられてこそ本物。甲子園の舞台で完封できたってことはほんとによかった」

 4回には突然の豪雨で67分の中断。再開後の5回に味方の失策などで1死満塁のピンチを招いたが、動じなかった。左飛でタッチアップした三塁走者を左翼のエース奥村頼人(3年)が本塁で刺す好プレーもあり「困難なイニングを乗り越えることができ、一つ成長につながった」と振り返った。

 18年の大阪桐蔭以来となる史上2校目の2度目の春夏連覇を目指す。前回の春夏連覇は松坂大輔擁する98年だ。織田は神奈川大会を前に松坂氏と対面。絶対的エースとしての存在感について質問すると「自分に一番必要なことは視野を広くすること。視野を広げることでさまざまなことに気づけるようになる」と平成の怪物から金言を授かった。松坂氏も見守ったこの日のマウンドでも実践。「周りに声をかけられたし、周りからの声も耳に入っていたので視野を広げることは実現できた」と胸を張った。その松坂氏は98年夏の初戦だった1回戦は1失点完投。完封したのは2回戦の鹿児島実戦だった。同校の2年生投手の完封勝利は史上初の快挙でもあった。

 偉業まではあと5勝。「勝たせるピッチングがチームに必要になってくる。自分が守備からリズムを持ってくる投球をしたい」。エース奥村頼を温存し、横浜が好スタートを切った。(小林 伊織)

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