阪神・中野拓夢 「積極打法」への原点回帰で今季100安打達成 四球も増加「ヒットよりつなぐ役目」

[ 2025年8月1日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3―6広島 ( 2025年7月31日    甲子園 )

<神・広>5回、内野安打を放つ中野(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 中野が7月13日ヤクルト戦以来のマルチ安打を放ち、新人から5年連続100安打に達した。3回1死一塁で左翼線二塁打、5回1死で投手強襲安打。球団では今季の佐藤輝に次いで5人目。中野と同じ21年入団で、同期2人の達成は球団史上初となった。

 「(100安打は)気にしていない。100安打だろうが何だろうが、チームが勝てる打撃をするだけ」

 自身の節目を喜べるのも、勝ってこそだ。連勝が4で止まり、きょう1日から始まる長期ロード前最後の甲子園決戦を白星で飾れなかった。だが、昨季の100安打が8月21日の113試合目だったことを思えば、95試合目の今季は3週間かつ18試合も速い。164安打で最多安打に輝いた23年の87試合目には及ばずとも、大差はない。目下リーグ最多安打は114安打の近本。先を行くリードオフマンの背中を目指し、真夏の進撃を期す。

 タイトルを獲った2年前、中野は「ファーストストライクを見逃す」という打撃スタイルだった。「1球で凡退したらもったいない」という思考を昨季も踏襲したが、打率・232と低迷。一転、今年は従来の長所と自認する「積極打法」で臨戦する。「去年から何かを変えないといけなかった」。原点回帰の際、もう一つ重視したことが、追い込まれてからのアプローチ。相手投手の決め球を頭に入れ、コンパクトなスイングを念頭に置く。結果、悪球に手を出す割合が激減し、四球も増えた。リーグ4位の38四球、同1位の出塁率・361は、当然の帰結と言っていい。

 「ヒットよりも、つなぐ役目。つなげれば、より得点できるチャンスも増えると思う」

 近本とクリーンアップを結ぶ男が元気なら、虎のゴールも勝手に近づいてくる。 (八木 勇磨)

「ヤクルト」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年8月1日のニュース