阪神・藤川監督「歯がゆい」プレー連発で後半戦初黒星 長期Vロードへ一喝「戦う姿勢見ていく」

[ 2025年8月1日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3―6広島 ( 2025年7月31日    甲子園 )

<神・広>選手交代を告げる藤川監督(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神は7月31日の広島戦に3―6で敗れて連勝が4で止まり、後半戦5試合目で初黒星を喫した。前日に初点灯した優勝マジックが1日で消滅。藤川球児監督(45)は、今季2度目のスタメンに抜てきした栄枝裕貴捕手(26)ら、精彩を欠いた選手に活を入れた。1日から8カード28日間に及ぶ夏の長期ロードに突入。2年ぶりリーグ制覇へ、選手層の底上げは不可欠とばかりに、戦う姿勢を示すよう求めた。

 敗戦後の藤川監督は、しきりに残念がっていた。求める水準のプレーをできない選手が散見されたからだ。

 「栄枝に関しては、このグラウンドが勝負だというところを突き詰めていかなければいけない。真面目なところはあるけど、自分のやってきたことを出すところなので。それが歯がゆかった。その姿をまた見ておきます」

 広島先発が左腕の森で、6番・中川、7番・栄枝、8番・熊谷というフレッシュな面々を並べた。「打席の姿だったりスイングのパワーだったり、このメンバーがベストと思っている」と送り込み、中川と熊谷は及第点の仕事をした。しかし、ノーゲームの試合(4月10日のヤクルト戦)をのぞけば、4月3日のDeNA戦以来の先発マスクとなった栄枝は精彩を欠いた。リードだけでなく、打っても4回1死三塁で空振り三振。坂本の休養で巡ってきた出番を生かし切れず、本人も「これが現状の力というか。伊原を引っ張れなかった。申し訳ない」と肩を落とした。

 しかし、指揮官は出場機会が少ない栄枝1人をやり玉に挙げたのではない。ベンチから見て「歯がゆい」プレーは他にもあった。初回、伊原が先頭に四球を出し、次打者のファビアンの投ゴロを処理して二塁へ悪送球。併殺が一転、オールセーフとなり、3失点の引き金を引いた。

 「伊原も初回のフィールディングのところで。今までは、もしかしたら(周囲に)支えられていたかもしれないけど、必ず自分たちでやらなければいけないシーンもある」

 1点差に追い上げた5回も痛かった。この回から出場したネルソン―梅野のバッテリーが、投手の森に2点二塁打を浴びて反撃ムードがしぼんだ。

 「ネルソンの投手への1球が…。あれでいいのかというのは、バッテリーともども反省してほしい。“次がない”と思ってやることがいつも重要なんじゃないかと。今日は4、5回から準備をするという話だったから」

 優勝マジックが初点灯した翌日にあえて厳しい言葉を並べた。リーグ制覇、日本一には、主力に続く層の底上げが不可欠だからだ。

 「チーム全体としていい教訓にして、また戦っていく。戦う気持ちはグラウンドで明らかに分かりますから」

 1日から長期ロードに旅立つ。次に甲子園に戻ってくるのは29日。2年ぶりリーグVを実現するために、「戦う姿勢」をナインに求めた。(倉世古 洋平)

続きを表示

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年8月1日のニュース