能見篤史氏 ここまでミス少なかった伊原陵人が最後まで決め球に苦労 次は勝負どころでの球の高さ意識を

[ 2025年8月1日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3―6広島 ( 2025年7月31日    甲子園 )

<神・広>初回、ファビアンの打球を好捕するも二塁へ悪送球した伊原(撮影・後藤 正志)
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 【能見篤史 視点】これまでは新人とは思えないほど投げミスが少なかった伊原が、決め球に苦労して、修正もし切れなかった。早めに追い込むことはできても、最後の球が甘い。抜けたり、引っかけたりも多かった。

 初めて組む栄枝とのバッテリーも呼吸が合っていなかった。サインを出すリズム、ボールの選択など、捕手が代われば、いろんな部分が違ってくる。この球で併殺を取るのか、ファウルを打たせるのか。一球一球の意図も共有できなかった印象がある。

 それでもチームとして組ませたバッテリーだから、求められるのは結果。プロの世界なのだから、新人でもベテランでもそれは一緒だ。負けたということは、修正できなかったということに尽きる。

 夏の戦いもロードも伊原にとっては初めての経験。この敗戦からどう取り組むか。次の登板が非常に大事になる。やるべきことはたくさんある。自分の持ち味が何なのか。もう一度考えて、自分で乗り越えるしかない。コントロール、特に勝負どころでの球の高さは意識してほしい。このレベルの投手ではないはずだと期待している。

 6年ぶりに復帰したドリスは、球の質は以前の方が良かったと感じた。それでも相手打者の反応を見る限り、球は来ている。小園を三振に取った球もいい落ち方をしていた。

 しっかりと貯金がある中で、ドリスとハートウィグを阪神は獲得した。他球団に対して隙を見せないという意味が込められた補強だとみている。ブルペンに狙い通りの効果をもたらすか。今後、ドリスをどんな場面で使っていくかも注目したい。 (スポニチ本紙評論家)

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