阪神10連勝でセ界の貯金独り占め! 佐藤輝が22号先制弾に激走V打点「しっかり準備していた」

[ 2025年7月10日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3-1広島 ( 2025年7月9日    マツダスタジアム )

<広・神(14)>2回、先制ソロを放ち、ヘルナンデス(左)とパフォーマンスを決める佐藤輝(撮影・北條 貴史)
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 阪神は9日、敵地で広島を3―1で下し、破竹の10連勝をマークした。佐藤輝明内野手(26)が2回先頭で両リーグトップを独走する先制の22号ソロ。3回1死満塁では二ゴロ併殺崩れの間に決勝点となる打点を挙げた。並んでいた同僚・森下を上回る58打点とし、12球団単独トップに躍り出た。チームは貯金を今季最多の17とし、2位・広島とのゲーム差も同最大の8・5に。セ界の貯金を独り占めした猛虎の進撃は、しばらく止まりそうにない。

 グラウンドに充満する湿気と熱気を切り裂き、白球は一瞬にして右翼席へと突き刺さった。プレーボール直前の豪雨による開始30分遅延も佐藤輝には関係ない。「よりイメージトレーニングができた」と背番号8。2回先頭で巡った第1打席。大瀬良が1ボールから投じた内角高めの直球を鋭くはじき、弾丸ライナーで先手を取った。

 「ファーストストライクからスイングできるように、しっかり準備していた。甘い球を一球で仕留めることができて良かった」

 6日のDeNA戦では初回1死から21号ソロを放ち、前日のカード初戦でも初回に先制の2点打。そしてこの夜も、まだ空が明るいうちにきっちりと快音を響かせた。3戦続けて第1打席での快打。「ヨーイドン」でスコアボードに数字を刻み、一気に試合の主導権を握った。

 「1、2、3番が塁に出てくれるので、それが大きい。(本塁打量産は)毎日の準備がしっかりできている」

 1―1の3回はしぶとく1点を呼び込んだ。1死から近本が放った中前打を皮切りに、満塁で訪れた第2打席。カウント1―2と追い込まれながらも大瀬良の外寄り直球をバットに当て、二ゴロ。懸命に一塁を駆け抜け、併殺を免れて決勝点となる打点を挙げた。

 6月28日のヤクルト戦から続けて並ぶ10個の白星。同29日の同戦から定位置のホットコーナーに復帰後は、9戦で打率・343(計35打数12安打)、3本塁打と絶好調だ。シーズン全体を見ても、三塁先発時は同・296と振れている。一方、チーム事情での右翼先発時は同・253。本人は守備位置と打撃成績に相関はないとするものの、「4番・三塁」こそ生きる道である事実は、数字が証明する。

 「一打席、一打席、集中してやるだけ。もっと(連勝を)伸ばしていけるように、やっていくつもりです」

 8日に2打点を挙げ、56で並んでいた森下とのタイトル争いも、佐藤輝58、森下57と一歩前に出た。激しい火花が、進撃を加速させる。きょう10日も勝てば、2年前にリーグ優勝を決めた伝説の「9・14」以来の11連勝。歴史は繰り返す。覇権奪還への“吉兆”となりうる白星を、全力でつかみにいく。(八木 勇磨)

 ≪優勝した23年9月の11連勝以来≫
 ○…阪神の10連勝は23年9月の11連勝以来。チーム13度目の2桁連勝。新人監督での達成は46年藤村監督、58年田中監督、82年安藤監督に続く43年ぶり4人目。過去2桁連勝した11シーズンの最終成績は優勝4度、2位3度、3位4度だが、2リーグ制以降6度のリーグ優勝時では直近の23年(シーズン2度)しか2桁連勝がない。

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