ドジャース・大谷 “2世”斬りで威力証明縦スライダー 投手C補佐「いろいろな方向に曲げる能力ある」

[ 2025年6月30日 01:30 ]

インターリーグ   ドジャース5―9ロイヤルズ ( 2025年6月28日    カンザスシティ )

ドジャースのコナー・マクギネス投手コーチ補佐
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 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月からドジャース・大谷を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」「ゴゴスマ」などに随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者の連載コラム「ヤナギタイムズ」。今回は大谷の縦のスライダーに注目してみた。

 25日の敵地ロッキーズ戦前のブルペン。登板3日前の投球練習を終えた大谷は、投手コーチ補佐のコナー・マクギネス氏と10分近くも話し込んでいた。

 20年に傘下1Aから異例のメジャー昇格を果たし、動作解析に定評のある同氏。「彼のことをよく尋ね、よく知ってみると、興味深いのは彼はさまざまな球種をいろいろな方向に曲げる能力があるということだ」と評した。そして「彼は“バーティカル・スライダー(縦に落ちるスライダー)”と呼ぶ球に取り組んでいる。“アンチ・バーティカル・スライダー(反対側に落ちるスライダー=右打者方向へ曲がりながら落ちる軌道)”もある」と明かした。

 その威力を披露したのは2回1死だ。大学時代に二刀流で活躍して「大谷翔平2世」とも呼ばれた大型新人カグリオンに対し、1ボール2ストライクからの4球目に「バーティカル・スライダー」でファウル。5球目も同じ球で空振り三振に斬った。

 この日の全27球中4球。平均88.2マイル(約142キロ)で最大落差は38インチ(約96.5センチ)。同じスライダー系でも、横に大きく曲がる平均83.3マイル(約134キロ)のスイーパーとの球速差は大きく、カットボールや、スプリットよりやや遅い。2度目の右肘手術前の23年のカットボールに近い球速、変化で、前回22日のナショナルズ戦でもN・ローから空振り三振を奪った。同氏は「カットボールに関しても、伸び上がるものもあれば、落とすものもある。対打者でどこを攻めたいかによって、球筋を変えることができる」とした。

 24日付の当欄で、今季の大谷はノーワインドアップ時は投手板の真ん中、セットポジションでは一塁側を踏んでいることを記し、その理由を解明できずにいた。同氏は「彼はただ特定のコースに投げやすいかなど、マウンドで心地よく感じる場所を探している。少し型破りだけどうまくいっている」と解説。大谷がよく使う「投げ心地」という言葉を思い出して合点がいった。

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