阪神・森下が沈黙5の0…9回サヨナラ機に見逃し三振「切り替えていきます」

[ 2025年6月21日 05:15 ]

交流戦   阪神1―2ソフトバンク ( 2025年6月20日    甲子園 )

<神・ソ>9回、森下は見逃し三振に倒れる(撮影・後藤 大輝)
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 阪神は20日、ソフトバンク戦に延長10回の末、1―2で敗れた。1―1で迎えた9回2死三塁で森下翔太外野手(24)が見逃し三振。2度の得点圏でいずれも凡退するなど、5打数無安打2三振に沈んだ。打線は難攻不落のリバン・モイネロ投手(29)に対し6回までに8安打を浴びせたが、首位を走るチームの原動力となってきた若き主砲が沈黙。チームの連勝は2で止まり、交流戦の勝ち越しもなくなった。

 試合後、森下は悔しさをにじませながら報道陣の前に姿を現した。「切り替えていきます」。敗戦の責任を背負った背番号1は、そう言ってクラブハウスへと引き揚げた。

 猛虎随一のクラッチヒッターのバットがこの夜は湿った。1―1で迎えた9回2死三塁。お祭り騒ぎとなっていた聖地・甲子園の声援を浴びながら5打席目を迎えた。初球から5球連続でフォークが続き、フルカウントからの6球目。ソフトバンク・杉山が投じた143キロのフォークはほぼ変化することなく、真ん中のストライクゾーンへ来た失投だった。だが、しかし…。意表を突かれたことで、バットが出ず見逃し三振。直後の10回に及川が2死三塁から決勝打を浴びて、勝負は決した。

 1点を追う5回。近本、中野の連打で無死一、二塁をつくったが、モイネロのチェンジアップに泳がされて中飛に倒れた。この打席も含めて走者を置いた場面は4度あったが、全て凡退。計5打数無安打2三振と精彩を欠いた。

 打線は毎回のように走者を出していた。相手先発は試合前の時点で6勝0敗、防御率1・26のモイネロ。直近2試合で9回13奪三振完投、8回無失点で18奪三振と圧倒していた難攻不落の左腕に対し、6回までに8安打と食らいついた。まさに、紙一重の攻防。藤川監督は好機であと1本が出なかった攻撃陣を責めることはなく、次戦へ目を向けた。

 「(好機であと1本が出ないことは)仕方がないですね。6番(打者)以降でいい形でいきながら、上位につなぐことはできていたんですけど。モイネロ投手と(シーズンで)当たることはないですからね。これはもう帰ってこないので、明日に向かうのみと」

 交流戦は7勝9敗となり、残り2戦を残して勝ち越しはなくなった。試合前の時点で得点圏では打率・312、37打点。首位を走るチームをけん引してきた3番打者に1本が出なければ、攻撃陣が“線”にならないことを露呈した一日となった。それでも下を向いている暇はない。好機で誰よりも大きな期待を抱かせてくれる男は、森下をおいて他にいない。勝利打点11も両リーグトップ。やられたら、やり返すだけだ。(石崎 祥平)

 ○…阪神はソフトバンクに敗れ、交流戦は7勝9敗。残り2試合に連勝でも9勝9敗の勝率・500のため、勝ち越しがなくなった。セ球団では勝ち越しの可能性を残していた広島と中日も敗れたため、全球団の勝率・500以下が確定。交流戦でリーグ全球団勝ち越しなしは10年のセ(巨人のみ勝率・500)以来15年ぶり2度目。

 ○…ソフトバンク戦は通算28勝40敗4分けの勝率・412で、交流戦では最も苦手とする球団。カード勝ち越しは12年の2勝1敗1分けが最後で、21年からは4年連続で負け越し中。今季も負け越して5年連続なら交流戦ではチーム単独ワーストになる。

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