東尾修氏 巨人・田中将復活の鍵は「どこまで自分のスタイルを変えられるか」

[ 2025年4月18日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人1―9DeNA ( 2025年4月17日    東京D )

<巨・D>初回、牧に適時打を打たれる田中将(撮影・西尾 大助)
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 【東尾修 視点】巨人・田中将は直球も変化球も切れがなく投球が組み立てられない。初回先頭の梶原の初球は外角高めに直球。2球目は内角にスライダーを入れたが、梶原は完全に見切ってビクともしない。3球目直球をフェンス直撃の二塁打。制球は甘いし、腕の振りも鈍い。体がきれいに回転する完璧なスイングで運ばれた。

 牧には1死二、三塁からスプリットと直球で3―1となり5球目の変化球を右前へ打たれた。外角一辺倒の配球で踏み込まれている。“これなら使える”という球種が一つでもあればいいが、どれも抑えるレベルにない。本人も納得のいく球は一球もなかったのではないか。

 2回、牧に対して甲斐は内角に構えたが、直球が真ん中低めに甘く入って二塁打。内角を攻めようと思っても投げきれない。現役時代、直球が遅かった私は打者の内角に目付けをして“行くぞ”と見せかけながら外角にスライダーを投げたこともある。速球派でもあった田中将はそこまで泥くさい投球はできないだろうが、もうかわす投球だけでは勝負できないところまで来ている。次回の結果次第では“その次”はないだろう。復活できるかどうかは、どこまで自分のスタイルを変えられるかにかかっている。(スポニチ本紙評論家)

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