中日・ブライトが代打で決勝打 事故死したブランコ氏の背番号「42」背負い躍動「凄く意味がある」

[ 2025年4月10日 05:45 ]

セ・リーグ   中日3―1広島 ( 2025年4月9日    バンテリンD )

<中・広>8回、ブライトは2点二塁打を放った(撮影・椎名 航)
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 運命に導かれたかのような打球が、中日の背番号42のバットから放たれた。1―1の8回2死二、三塁。代打・ブライトが右中間フェンス直撃となる決勝の2点二塁打。元中日で42番の先輩でもあるトニ・ブランコさんの悲劇的な死の知らせが届いた日に、天国へ白星を届けた。

 「僕の中でも意識はしていました。凄く悲しいニュースですけど、そういったことが起きた後の試合で活躍できたのは、凄く意味があるんじゃないかなと思います」

 過去2試合は先発だったが、この日は井上監督の「ここぞの時にとっておく」という考えでベンチスタート。8回に追いつかれなければ、出番がなかったかもしれなかった中での劇的な一打だった。

 大リーグ初の黒人選手のジャッキー・ロビンソンに憧れ、21年ドラフト1位で入団時に42番を選んだ。もちろん、ブランコさんの活躍も知っており「5階席へのホームランとか普通の人じゃ打てない。全員、ああいう打者を目指して小さい頃に野球をやっていたと思う」という憧れの一人だった。

 ブランコさんの現役時代を知る井上監督は「悲しいニュースが舞い込んできた中で、勝ちをささげることができたのは良かった。ただ、惜しい人材を亡くしたのは残念」と神妙に話した。殊勲の42番には「これから先、ブライトにはそういったことも意識させながら。チームに欠かせない存在になりつつあるので。僕らもバックアップしながら、もっともっと売り込んでいきたい」と飛躍を期待した。(山添 晴治)

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