広島“鬼門”バンテリンDで勝てない 8回、追いついた直後にハーンが決勝点献上、借金生活に逆戻り

[ 2025年4月10日 05:45 ]

セ・リーグ   広島1―3中日 ( 2025年4月9日    バンテリンD )

<中・広>交代を告げる新井監督(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 広島は9日、中日戦(バンテリンドーム)に1―3で敗れ、連勝は3で止まり、借金生活に逆戻りとなった。同点に追いついた直後の8回にセットアッパーのテイラー・ハーン投手(30)が決勝点を献上。同球場では昨季から4連敗で、中日戦も昨季から5連敗だ。今季も鬼門に阻まれた新井貴浩監督(48)は「明日につなげていきたい」と長いシーズンを見据え、気持ちを切り替えた。

 やはり名古屋は鬼門なのか…。今季初のバンテリンドーム。同点で迎えた8回に悪夢が襲った。3番手のハーンが救援に失敗。2死二、三塁のピンチを招くと、代打・ブライトに右中間フェンス直撃の決勝2点二塁打を浴びた。

 「そういうところ(僅差の場面)で行くのが自分の仕事。チームを勝ちに導けなかったのはミスになる」

 助っ人左腕は悔しさを押し殺すように振り返った。同点に追いつき、流れを引き戻した直後だっただけに痛恨だった。前日8日の同戦は、同点の7回から中継ぎ6投手による無失点リレー。延長12回を戦い抜いて執念の引き分けに持ち込んだが、この夜は持ち前の粘りが影を潜めた。

 昨季、チームは中日戦8勝16敗1分けだった。また、バンテリンドームでは3勝9敗1分け。計13試合のうち9試合が1点以内で、僅差になる試合も多かった。昨季、チームは同球場での1試合平均得点も1・3得点。攻撃陣の奮起が鍵を握ったが、今季も苦戦を強いられた。

 相手先発・柳の前に7回まで無得点。1点を追う8回は先頭の矢野が四球を選ぶと、続く小園の左翼線二塁打で無死二、三塁の好機が到来した。続く末包の一塁へのゴロの送球の隙を突き、三走の矢野が本塁に突入。好走塁で一時同点に追いついた。

 なおも2点を追う9回も足で攻める姿勢を見せた。1死一、三塁から代走の一走・羽月が果敢に二盗を試みるも、井上監督が要求したリクエストの末にセーフ判定が覆り、失敗に終わった。劣勢の展開から、ヒットエンドランなどを含めた機動力で突破口を開こうと試みた。しかし結果は1点止まり。再び鬼門に阻まれながらも新井監督は前を向く。

 「最後(9回)も羽月に全部任せて、あそこはアウトになったけど、よくスタートを切ったと思う。昨年までなら、あのまま1点リードされていきそうなところで、(8回に)いったんは追いついた。負けたけど、また明日(10日)につなげていきたい」
 同戦は昨季から5連敗となり、4日ぶりに借金生活に逆戻り。とはいえ、まだシーズンは始まったばかり。鬼門突破に向け、ここから真価が試される。(長谷川 凡記)

続きを表示

「広島」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年4月10日のニュース