関本賢太郎氏 4戦連続1桁安打で適時打なしの阪神、出塁すれば攻撃のバリエーション増える中野がキーマン

[ 2025年4月10日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3―5ヤクルト ( 2025年4月9日    甲子園 )

<神・ヤ>8回、中野は左前打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 【関本賢太郎 視点】時代遅れの考え方になるのかもしれないが、球団創立90周年という節目となるシーズンの甲子園開幕で、2試合連続で佐藤輝の名前がスタメンから外れたのは残念な思いが残る。連日の大入りとなったファンも、同じ思いを抱いているのではないだろうか。

 今の野球はコンディション優先。長いシーズンを乗り切るためにも無理はさせないというのが一般的だが、一方で阪神は金本知憲、鳥谷敬という2人の鉄人レジェンドを生んだ球団だ。骨折しても痛みをこらえてヒットを打った金本さん。鳥谷も「3時間我慢すればいいだけ」と休むことはなかった。佐藤輝の状態は明かされていないが、ベンチ入りメンバーからは外れていない。ならば、出てほしかったと敗戦を見て、余計に感じた。

 チームは4試合連続1桁安打で、4試合連続でタイムリーが出ていない。ここまで本塁打絡みの得点が主だっただけに、佐藤輝の不在の影響は大きい。組み替えた打線も中盤の5回以降は5イニング連続で3人で攻撃が終わっている。チーム打率も・201と1割台目前。苦しい中でも何とか得点パターンを増やすことが必要になる。

 キーマンは中野だ。巨人戦でも実証したように、中野が出れば、ランエンドヒットなど相手に揺さぶりをかけることが可能になる。出塁率を意識し、チャンス拡大に努めてほしい。中野に限らず、チームとして安打も四球も少ない。これが現状だ。

 5回終了時で3点リードと阪神にとっての勝ちパターンを落としたのは痛い。先発のビーズリーが6回先頭の西川に四球を与えたのが、継投のポイントだったと思う。甲子園は人工芝球場に比べ整備時間がかかり、6回の入り方は難しい球場だ。そこで四球。新人の工藤につなぐなら、負担の少ない場面を用意したかった。無死二、三塁での投入はさすがに酷だった。 (スポニチ本紙評論家)

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