ドジャース・大谷 さらなる進化へ 昨季より2.54センチ長い新バット 重量増で飛距離も打球速度もUP

[ 2025年3月13日 01:30 ]

オープン戦   ドジャース10―4ガーディアンズ ( 2025年3月11日    グレンデール )

<ドジャース・ガーディアンズ>初回、打席に備える大谷(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が、現在使用するバットの仕様が11日(日本時間12日)、判明した。昨季よりも1インチ(約2.54センチ)長くし、メジャーリーグでも極めて異例の長さとなる35インチ(約88.9センチ)。変化を恐れず、新バットで目指すは世界一連覇。東京ドームで行われるカブスとの開幕シリーズ前最後のオープン戦出場となったガーディアンズ戦を終え、日本時間13日、いよいよ凱旋する。

 開幕前最後のオープン戦。大谷は今春初めて2試合連続で「1番・DH」で出場した。3打席目を終え無安打2四球も、7試合で打率.333。3回表に、大歓声を受けながら球場を後にした際に携えていたのが、昨季よりも1インチ長い、35インチの自己最長の“物干し竿”だった。

 23年から使用する米国メーカーのチャンドラー社製バット。身長1メートル93の大谷のように大柄な選手なら、広いストライクゾーンをカバーできる利点がある。同じく同社製の35インチを使用するのは、身長2メートル1の昨季ア・リーグMVPのヤンキースの主砲ジャッジら数人しかいない。外野手コンフォートは「2人とも大柄。(使いこなすには)力強さとスイングスピードを兼ね備えた打者である必要がある」と分析。4番のT・ヘルナンデスが「長すぎるんじゃないか」と笑うなど、メジャーリーガーにとっても規格外のサイズだ。

 長尺バットは、操作が難しい一方、遠心力でヘッドが走り、より鋭い打球を飛ばすことが可能になるメリットがある。10日のオープン戦・ダイヤモンドバックス戦で放った二塁打は、今春メジャー最速の打球速度118.5マイル(約190.7キロ)。大谷のこれまでの最長飛距離はエンゼルス時代の23年6月30日のダイヤモンドバックス戦で放った右翼への493フィート(約150.3メートル)だが、それを超える伝説級の一発を生み出す可能性もある。アーロン・ベーツ打撃コーチによれば、大谷は35インチの他に34.5インチ(約87.6センチ)のものも併用中。重さはともに32オンス(約907グラム)で昨季より0.5オンス(約14.2グラム)重く、さらに打球速度と飛距離が増す要素を含む。

 試合では試験導入中の“ロボット審判”と数インチの攻防を初体験した。初回、第1打席の2球目のストライクのコールに、ヘルメットを数度叩き自動投球判定システム(ABS)の「チャレンジ」を要求。中継映像では、わずか1.5インチ(約3.8センチ)高めに外れており、判定がボールに覆って四球につなげた。

 カブスとの日本での開幕戦まであと5日。1インチこだわり抜いた新たな「相棒」とともに、日本に凱旋する。(柳原 直之)

 ≪昨季は長さ86.4センチ重さ893グラムのバット使用≫大谷は22年までは33.5インチ(約85.1センチ)、32オンス(約907グラム)のバットを使い、23年3月のWBCや同年開幕時は同じ重さで34.5インチ(約87.6センチ)を使った。23年途中から昨季まで「中間」の34インチ(約86.4センチ)に短く調整し、重さは0.5オンス(約14.2グラム)軽い31.5オンス(約893グラム)。素材は22年までバーチ(カバ)材を使用し、23年からメープル材に変更した。

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