ドジャース・佐々木朗希 オープン戦初登板で3回零封5K!今年最速159・8キロ 開幕第2戦へ大前進

[ 2025年3月6日 01:30 ]

オープン戦   ドジャース4―2レッズ ( 2025年3月4日    グレンデール )

<ドジャース・レッズ>5回から登板、3回を無失点に抑えた佐々木(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャース佐々木朗希投手(23)が4日(日本時間5日)のレッズ戦で5回からオープン戦に初登板し、今年最速の99・3マイル(約159・8キロ)を計測した。直球は平均球速98・0マイル(約157・7キロ)。出力を上げて3回2安打無失点に抑え、宝刀のスプリットを武器に5三振を奪った。大谷、山本とともに初めて同じ試合にそろい踏み。19日のカブスとの開幕第2戦(東京ドーム)でのデビューへ大きく前進した。

 注目の初実戦。佐々木は第1球目から99・2マイル(約159・6キロ)を投げ込んだ。2イニング目の6回。1死二塁からフレーリーに対する2球目の内角低めボールが今年最速の99・3マイル(約159・8キロ)まで上がった。全46球のうち直球は25球で、平均球速98・0マイル(約157・7キロ)。自己最速165キロの「令和の怪物」にふさわしい剛球を取り戻した。

 「登板前はワクワクした気持ちと不安とどっちもあった。マウンドに立ってから集中して、雰囲気をかみしめながら投げることができた。スピードはいつもより良かった」

 昨季ロッテでは直球の平均球速が前年159・1キロから156・0キロへ下降。オフのメジャー球団との交渉では「球速がなぜ落ちたのか」と宿題を与え、分析を求めたほどだ。自覚していた課題に確かな答えを出した。

 「メカニクス的なところでキャンプ中にラボに入って、何ができてないのか、もう一回洗い直した。過去のいいところをなくす必要はないし、新たによくしていかないといけないところもある。自分の良さは変わることがないと思う。大事にしながら反復練習していかないといけない」

 速球が走れば、変化球も生きる。18球を投げたスプリットは最大落差48インチ(約121・9センチ)。8度の空振りのうち7球をスプリットで奪うなど翻弄(ほんろう)し、「コントロールもフォーク(スプリット)も良かった」と充実の表情だった。

 当初から期待された19日のカブスとの開幕第2戦の先発マウンドも大きく引き寄せた。出力不足を懸念していたデーブ・ロバーツ監督を「素晴らしかった。球速が上がり、見事だった。今までで一番良かった。ドジャースにとって良い夜」と安心させ、「組織として、それを想定して動いていく」と東京ドームでのメジャーデビューへ前進した。初先発する次回11日(日本時間12日)のガーディアンズ戦が本番へ向けた最終調整になる。

 大谷、山本と3人そろって初めて出場した一戦。先輩2人は先に交代し「登板後に誰もいなかったので寂しかった」と笑った。冗談が出るのも自信をつかんだ証拠だろう。「いい方向にはきているので継続して、もう一段階上げていけたら」とさらに前を向いた。(杉浦大介通信員)

 ≪驚異の落差スプリット≫ドジャース・佐々木が投じた18球のスプリットは驚異の数値を叩き出した。リリースポイントからの最大落差は6回、マルテへの2球目(ボール)で48インチ(約121.9センチ)。平均でも42インチ(約106.7センチ)をマークした。メジャーでも屈指とされているメッツ・千賀の落差の大きな「お化けフォーク」の昨年の平均落差は38.7インチ(約98.3センチ)で、8.4センチ上回っている。スプリットの最速は87.3マイル(約140.5キロ)で平均85.8マイル(約138.1キロ)、ロッテ時代の昨年は最速148キロ、平均142キロだった。

 【朗希に聞く】

 ――オープン戦初登板で球速も上がった。
 「オフに取り組んできた課題だと思う。自分の中で感じるものもある。その中でピッチングコーチとうまくコミュニケーションを取りながら、意見をすり合わせて形をつくっている。今日投げていい方向にいっているのかなと思う。いい集中力で、いいフォームで投げられた」

 ――大リーグで通用する手応えは。
 「もちろん甘い球は打たれる。スプリットもいいところを見逃された。だが、自分のいい球を投げたら空振りを取れた。そういう収穫もあったので、両方を感じることができて良かった」

 ――不慣れな中継ぎで5回から登板。
 「思ったより4回までが早く終わった。ブルペンからゲームに入ることもそんなに経験がない。少し落ち着かなかったが、何とかしっかり準備して入ることができた。ストライクが最初入らなかった。2回、3回とイニングの入りで出力がちょっと落ちる場面があったので気をつけたい」

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