阪神の育成ドラ1工藤が支配下へ一歩前進! 1点差の9回を2K無失点で締め「燃える感じあった」

[ 2025年2月21日 05:15 ]

2軍練習試合   阪神2ー1日本ハム ( 2025年2月20日    名護 )

<日ハム2軍・阪神2軍 練習試合>最後を締めた阪神・工藤は町田(右)とグラブタッチ(撮影・椎名 航)
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 虎のマッチョマンが、またまたアピールに成功した。育成ドラフト1位・工藤泰成(23=四国・徳島)が20日、練習試合・日本ハム戦(名護)で“プロ初セーブ”をマーク。1点優勢の9回に登板して1回無失点2奪三振の好投。最速158キロを計測した16日の練習試合・広島戦(宜野座)に続いて存在感を発揮し、平田2軍監督の今春初勝利に貢献した。

 工藤が最後を締めくくった。7番手として9回から登板。打者4人を相手に1安打無失点に抑えた。実戦登板2試合目にして早くも“プロ初セーブ”をマーク。わずか1点優勢の力が入る展開でも新人右腕は自らの持ち味を発揮した。

 「金村(投手)コーチから試合前に“1点差で(出番が)来るぞ”と言われていた。本当にそうなった。燃える感じはあった」

 奪三振能力の高さをアピールし、救援投手としての適性を感じさせる投球だった。デビュー戦となった16日の広島戦で最速158キロの直球を武器に1回1安打無失点。この日は154キロ止まりもフォークが光った。先頭の平田にはカウント1―1から142キロのスピードで直球と同じ軌道から落とし空振りを奪った。「真っすぐだけじゃないというところを見せたい」。登板前の宣言通りフォークは4球投じたうち2球は空振り。無死一塁から直球で連続三振を奪って2死とし、最後も細川を直球で中飛で仕留め、クローザーとしての風格すら漂わせた。

 「(抑えへの思いは)いつか“工藤しかいないな”となるまで、しっかり経験と実績を積んでいきたい」

 この日のブルペンには救援投手の「お手本」でもある石井もいた。同じ独立リーグ出身で、速球とフォークを武器にしており、筋力トレーニングを好む…など共通点が多い。先にブルペン投球を始めた先輩右腕を凝視し、技術を盗もうと努めた。「NPBに入る前から参考にしていた方。球がミットに届く音、コントロールが凄い」。いつかは師匠と1軍の舞台で共演することも目標の一つだ。

 2戦連続の好投でアピールに成功した。支配下昇格へまた前進。「今日もヒットを打たれた。次は完璧なピッチングをしたい」。救援向きな強気の精神力も持ち合わせる背番号127の剛腕が、2桁背番号への道を駆け上がる。(松本 航亮)

 ○…阪神が育成ドラフトで獲得した投手によるセーブは、19年6月6日のロッテ戦で島本(10年育成2位)が挙げた1例のみ。工藤がセーブを記録すると、球団の育成出身右腕では初めてになるがどうか。

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