ロッテ・上田希由翔 プロ2年目で待望“1軍初アーチ”激戦区三塁の定位置奪取へ「打撃でアピール」誓う

[ 2025年2月21日 05:30 ]

練習試合   ロッテ10-3DeNA ( 2025年2月20日    宜野湾 )

<D・ロ>初回、3ランを放つ上田(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ2年目の上田希由翔内野手(23)が20日、“1軍初アーチ”で猛アピールした。DeNAとの練習試合(宜野湾)に「5番・三塁」で出場して初回の右中間への先制3ランを含めて2打数2安打4打点。23年ドラフト1位で入団して練習試合、オープン戦、公式戦を通じて0本塁打で終えた1年目からパワーアップし、三塁の定位置奪取へ気勢を上げた。

 俺を忘れてもらっちゃ困る!2年目の上田が自らのバットで存在を強烈に主張した。初回2死二、三塁。カウント2―1から5球連続ファウルで粘り、9球目のスライダーを捉えた。放物線を描いて伸びた打球は右中間芝生席へ。通算44勝の実績を持つ大貫から会心の先制弾。1軍で参加した実戦では初めての本塁打だった。

 続く2回2死一、二塁でもカウント1―1からの3球目を鋭く右前適時打。2打席のうち見逃しストライクが1球もない積極性を見せ、かつ、粘り腰での一発が光る。「1打席目からいい結果を出せたので、チームとしても初回を大事にしていこうという話があったので一本出せて良かった」と胸を張った。

 両親から「キュート(英語で可愛いの意味)」に由来した名を授かり、明大では1年秋から4番に座って4年間でリーグ歴代単独4位の74打点を挙げた勝負強い打撃が本来の売り。1年目の昨季は7月に古傷の右脚のケガが再発して離脱するなど21試合出場にとどまる不本意な成績で終え、2軍でも2本塁打だった。

 このオフは中村奨とともに沖縄で自主トレし、ティー打撃などさまざまなメニューで2~3時間バットを振り続けるなど強化。ドラフト1位・西川(青学大)が今春キャンプで注目を集めた中、黙々と準備して実戦の好結果につなげた。西川への意識を「しない」と断言し、「昨年に比べて自分のことに集中してできている」と充実の表情が浮かんだ。

 三塁の定位置争いで最大のライバルは17年同1位で8年目の安田だ。二塁に再転向した中村奨も三塁で起用される可能性があり、二塁を本職とする同2位の宮崎(ヤマハ)も三塁に挑戦中。激しい競争を覚悟し、「今はアピールするしかない。バッティングでしっかりアピールできれば」と力を込めた。(大内 辰祐)

 ◇上田 希由翔(うえだ・きゅうと)2001年(平13)8月12日生まれ、愛知県岡崎市出身の23歳。愛知産大三河では2年夏に甲子園出場。明大では1年春から東京六大学リーグに出場し、同年秋から4番。3年秋には明治神宮大会を制した。通算83試合で打率.312、10本塁打、74打点。23年ドラフト1位でロッテ入団。昨季は21試合で打率.259、7打点。1メートル83、96キロ。右投げ左打ち。

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