阪神の助っ投デュプランティエ 右打者キラーの素質あり 荒れ球で内角エグってセの強打者ビビらせる

[ 2025年2月18日 05:15 ]

ライブBPに登板した阪神・デュプランティエ(手前)は野口と対戦し、内角に投げ込む(撮影・須田 麻祐子)
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 右キラーの素質あり!阪神の新外国人選手、ジョン・デュプランティエ投手(30=ブルワーズ傘下3A)が沖縄・宜野座キャンプ第4クール3日目の17日、来日初の実戦形式となるライブBPに登板した。打者4人を安打性1本に抑え、直球は最速154キロを計測。全体的にまとまっていたものの、時折クロスステップするフォームから右打者の内角に、やや荒れ気味の剛球を投じる右腕の投球は、見守った他球団スコアラーに「右バッターの方が怖さがある」と言わしめた。

 期待の新助っ人右腕が、ついにそのベールを脱いだ。最速157キロを誇る先発候補のデュプランティエが、来日初の実戦形式となるライブBPに登板。井上、野口、島田、豊田相手に21球を投げて、安打性1本に封じた。この日の最速154キロをマークした直球に加えてカーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボールも投じ、感触を確かめた。

 「打者相手に投げられることは凄く楽しいことでした。日本のボールだったり日本のマウンド、どちらも凄く感覚は良かった」

 その投球前には、お決まりのルーティンを披露。マウンドに上がると中堅方向を向いて帽子を取り、右膝をついて祈りをささげた。大学時代から続ける大事な“儀式”で「相手と対戦する中で尊敬だったり、幸運が訪れるように祈っています」と明かした。

 NHS(全米優等生協会)に入会していたほど頭脳明晰(めいせき)の優等生右腕。ところがマウンド上では一転、暴れん坊の一面ものぞかせた。基本的に制球はまとまっていたものの、時折、クロスステップする投球フォームから右打者の内角に荒れ気味の剛球も投げ込んだ。先頭で対戦した井上は4球目に内角をえぐられ、野口も初球で内角高めを攻められ、ともに体をのけぞらせた。その“怖さ”とは…。井上は「上背があって真っすぐも速かったし、インコースを投げてくるから打者として怖さがある」と証言した。

 まさに右キラーの素質十分。セ・リーグにはDeNAのオースティン、牧、中日の細川、ヤクルトのサンタナら右の強打者がズラリ並ぶ。内角の荒れ球を効果的に駆使できれば、その難敵たちを黙らせる可能性が高くなる。見守ったヤクルト・松井光介スコアラーも「右バッターなんか、凄い怖さを感じるのかなと思う。球の力もあるし、去年活躍したDeNAのジャクソンとか、あんなふうになられるとちょっと怖い」と警戒した。

 キャンプ初日からブルペン入りなど、精力的に投げ込んできた右腕。実戦形式登板を終え、次は22日以降の対外試合で実戦デビューに進む予定。「チームとして日本一になるのが自分の目標であり、願いでもある」。その活躍で“虎の右キラー”襲名となれば、2年ぶりの日本一奪還もグッと近づく。(山手 あかり)

 ◇ジョン・デュプランティエ 1994年7月11日生まれ、米デラウェア州出身の30歳。16年ドラフト3巡目(全体89番目)でダイヤモンドバックスと契約。19年4月1日のパドレス戦でメジャーデビュー。メジャー登板は21年が最後で、24年はドジャースのマイナーなどでプレー。メジャー通算19試合1勝4敗1セーブ、防御率6.70。1メートル93、103キロ。右投げ左打ち。

 【日本語猛勉強中!覚えた言葉は「シランケド」】
 〇…秀才右腕は、現在、日本語を猛勉強中だ。「学ぶことを凄く楽しんでいます。チームメートらが一緒にいる中で彼らが発音だったり、細かいところまで全部教えてくれる」と話し、報道陣からファンへのメッセージを求められると「サイコウノタイガースファンズ、ステキナイチニチヲ!」と流ちょうな日本語で応じた。ちなみに最近覚えた言葉は「オサキデス」と「シランケド」…「きょう、みんなから教えてもらった」と無邪気に披露した。

 ▼巨人・真田裕貴スコアラー(デュプランティエのライブBPを見て)ボールの出力も、これから上がってくると思う。凄くいいピッチャーだと思いますね。ボールも強かったですし、切れもあるのかなというふうに感じた。

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