【甲子園】智弁学園・小坂監督 154キロ腕を攻略「うちもプライドある…はよ出さして打ち崩したいって」

[ 2024年8月14日 11:33 ]

第106回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦   智弁学園 2―1 健大高崎 ( 2024年8月14日    甲子園 )

<健大高崎・智弁学園>9回、中前に勝ち越し適時打を放つ智弁学園・佐坂(投手・石垣)(撮影・中辻 颯太)
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 智弁学園(奈良)が2―1で春夏連覇に挑んだ健大高崎(群馬)に競り勝ち、2年連続の3回戦進出を果たした。

 2年連続22回目の出場の智弁学園は、1点を追う2回2死一、三塁から田近楓雅(3年)の中前適時打で同点。9回2死一、二塁からは、佐坂悠登(3年)が健大高崎の最速154キロ右腕・石垣元気(2年)から中前適時打して勝ち越した。

 投げては、エース左腕・田近が切れのいい直球にスライダー、チェンジアップを織り交ぜて強力打線相手に1失点完投した。

 小坂将商監督は、154キロ右腕・石垣の攻略について、「早く出したいっていうあれがあったんで。群馬県大会もそうですけど、甲子園もそうですけど、連打ないんですよ、連打、連打を打つぞっていうことをずっと言ってたんで。1回つながったというか、1人あげましたけど、1イニング2本ね。出すイニングがあって良かったと思います」と打線を評価。

 石垣を早く登板させたいと考えた意図については「いや、やっぱりうちとしてもプライドありますから。はよ出さして、やっぱり打ち崩したいっていう部分があったんで、やっぱり今日はよくなかったんじゃないですか。スライダー多めだったんで」と言い、「うちも経験しましたけど、選抜で優勝すると2回目(2試合目)がほんまポイントやと思うんすよ。2回目が結構(負けることが)あるんで。それを選手にも言っていた。倒すなら2回目やっていうことを言ってたので」と明かした。そして、「うちも(2016年に)鳴門に負けました。健大高崎さんはずっと気が張っていると思うんですよ。負けたらアカンというね」と付け加えていた。

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