巨人・浅野翔吾「最高です」 今季初安打が先制グランドスラム! スタメン抜てきの阿部監督も超笑顔

[ 2024年8月14日 19:21 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2024年8月14日    東京D )

<巨・神>4回、浅野が先制の満塁弾を放つ (撮影・須田 麻祐子)
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 巨人の浅野翔吾外野手(19)が14日の阪神戦(東京D)で「8番・右翼」に入って先発出場。開幕から出場5試合13打席目で放った待望の今季初安打が先制の満塁アーチとなった。

 0―0で迎えた4回、2死満塁の場面で入った第2打席で相手先発左腕・及川がカウント1―1から投じた3球目、外寄りのスライダーを捉えた打球が左翼スタンドに突き刺さった。

 昨年8月18日の広島戦(マツダ)で放ったプロ1号以来362日ぶりとなるプロ2号が満塁弾で、本拠・東京ドームでの初アーチ。3番・坂本から始まったこの回、2死走者なしから大城卓が四球を選び、モンテスの左中間フェンス直撃の二塁打、門脇の四球で築いた満塁のチャンスで2022年ドラフト1位で入団した19歳の若武者が放った衝撃的な一発に、浅野をスタメンに抜てきした阿部慎之助監督(45)もベンチで破顔一笑。うれしそうに拍手を繰り返していた。

 浅野は12日に出場選手登録されたが、同日は出番なし。前日13日には7回に代打で登場するも一ゴロに終わっていた。

 11日に行われた中日戦(バンテリンD)の5回、中堅守備に就いていたエリエ・ヘルナンデス外野手(29=ドミニカ共和国)が負傷交代。木下の中前に落ちそうな飛球を地面スレスレで捕球しようとした際にグラブが人工芝に取られ、左手首が反対方向に折れ曲がった。

 試合中に左手首骨折が判明。5月28日に日本デビューしたヘルナンデスは6月14日から3番に定着し、骨折前日には先制&決勝の8号ソロを放つなどチームの全2打点を叩き出して勝利に貢献していただけに、チームには大きな衝撃が走った。

 浅野はヘルナンデスと入れ替わる形で12日に出場選手登録された。先発出場は「3番・中堅」に入った4月2日の中日戦(バンテリンD)、「1番・中堅」に入った同6日のDeNA戦(東京D)に続いて130日ぶり今季3度目だった。

 今季はプロ2年目で初の開幕1軍メンバー入りを果たしたが、3試合に出場して10打席に立つも9打数無安打と結果が出ず、4月8日に出場選手登録抹消となっていた。イースタン・リーグではここまで74試合に出場して打率.255(239打数61安打)、8本塁打、34打点と結果を残していた。

 なお、昨季は5本あった巨人選手の満塁弾だが、今季は浅野のこの一発が初となっている。

 ▼浅野 先輩方がつないでつないで回してくれたチャンスだったので、絶対に点につなげるんだと臨みました。最高です。

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