大谷翔平 第4打席は右翼線三塁打 8回は勝ち越し機で遊飛に倒れて得点圏で3度目の凡退

[ 2024年8月12日 07:06 ]

ナ・リーグ   ドジャース―パイレーツ ( 2024年8月11日    ロサンゼルス )

6回、右翼線三塁打を放つドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日)、本拠でのパイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。3打席凡退して迎えた第4打席で2試合ぶりの安打となる右翼線三塁打を放った。

 初回は内角速球に差し込まれて遊飛。2―0の2回1死二、三塁の好機も詰まらされて浅い中飛で三塁走者は還れなかった。4―2の4回1死二、三塁でもの第3打席は、これまでの内角攻めから一転外角中心の攻めで追い込まれ、最後は再び内角の速球に詰まらされて一ゴロに倒れた。

 第4打席は4―2の6回2死走者なしの場面。3番手左腕ビークスに対してフルカウントと追い込まれたが、外角カットボールに態勢を崩されながらバットのヘッドを返して引っ張り込んで右翼線へ。外野を転々とする間に三塁へ到達し、今季5本目の三塁打とした。続くT・ヘルナンデスが四球でつないで一、三塁としたが、フリーマンが二ゴロに倒れて追加点は奪えなかった。

 試合はドジャース先発グラスノーが7回5安打2失点と2年連続2桁勝利となる10勝目の権利を持って降板。しかし、2番手左腕バンダがマカチェンに同点2ランを被弾し、試合は振り出しに戻った。

 大谷は8回1死二塁の好機で第5打席を迎えた。相手は7日のパドレス戦でメジャー今季最速となる105.1マイル(約169.1キロ)を記録した世界最速左腕チャプマン。初球は100マイル(160.9キロ)のシンカーを見逃すと、2球目のスライダーにタイミングを外されて遊飛に倒れた。続くT・ヘルナンデスも空振り三振に倒れて勝ち越し点は奪えなかった。

 今季はデーゲームの過去32試合で13発、打率.344。ナイトゲームは82試合で22発、打率.283なだけに、デーゲームでの相性の良さを見せつけた。

 大谷は10日のパイレーツ戦では怪物新人スキーンズとの2度目の対戦で2三振を含む3打数無安打。速球主体だった前回からこの試合は変化球主体でかわされ、2試合ぶりの無安打に終わった。

 8月は3本塁打こそ放っているが、ここまでの8試合で打率.182と低迷。前日の無安打で打率は.2997と3割台を切り、4月5日以来の打率2割台と復調が待たれる。

 優勝争いでもナ・リーグ西地区地区2位のパドレスが今季最長タイ7連勝で首位のドジャースを猛追中。ドジャースは8月に入って5勝3敗と勝ち越しているが、3位ダイヤモンドバックスを含めて3チームが3.5ゲーム差以内にひしめく激戦を繰り広げている。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年8月12日のニュース