【甲子園】朝夕2部制は暑さ対策で一定の効果 観客入れ替えに大会本部「スムーズにできた」

[ 2024年8月10日 05:00 ]

甲子園球場
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 今大会から導入された試合時間を朝夕に分ける「2部制」は、予定されていた3日間9試合を終えた。

 懸念されていた観客入れ替えの安全性について、大会本部は「スムーズにできた」と言及した。7日は第1試合終了から閉門までを34分間で完了。試合を中断した時間帯に近隣飲食店が混雑するケースなどはあったものの、球場周辺で雑踏事故などの問題は起こらなかった。

 暑さ対策についても一定の効果が表れた。開幕日の7日は、熱中症疑いによる救護室の利用者が13人と昨年より減少した。開幕日の第3試合は午後9時36分に終了。この試合に臨んだ2校は、午前8時30分の開会式に参加するなど不規則な調整を強いられた中、智弁学園の小坂将商監督は「日中の試合なら下半身に疲労がきて、もっと(ミスが)多かった」とナイター開催の利点を明かした。

 大会本部は、暑さ対策の効果や観客入れ替えの動線などについて、大会閉幕後、より詳細な検証を進めるとしている。

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