巨人・阿部監督 戸郷は「次、中5日でいく」と阪神戦へ早くも予告先発 投打に活躍「素晴らしかった」

[ 2024年8月8日 21:13 ]

セ・リーグ   巨人5―0広島 ( 2024年8月8日    東京D )

<巨・広16>7回、ヘルナンデスの適時打で生還した戸郷を出迎える阿部監督(撮影・村上 大輔)
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 巨人の阿部慎之助監督(45)は投打に活躍した戸郷翔征投手(24)を絶賛。次回は中5日で14日の阪神戦(東京D)に登板させることを明言した。

 戸郷はセ・リーグ防御率トップの大瀬良に投げ勝ち、ノーヒットノーランを達成した5月24日の阪神戦(甲子園)以来今季2度目の完封勝利。投げては9回5安打無失点、打っては大瀬良から適時打を放った。戸郷にとっては今季19試合38打席目の初安打で、適時打は昨年4月26日の阪神戦(甲子園)以来470日ぶりとなった。

 試合後、阿部監督は「どっちに流れが転がってもおかしくない状況だったんで。とても緊張感のある前半戦でしたね」と7回表まで0―0が続いた戸郷、大瀬良の投手戦をまずは振り返った。

 そして、一挙5点先制となった7回の攻撃については「みんなでつないで、つないで」とし、3連打目となるモンテスの適時二塁打で1点先制してなおも無死満塁で戸郷に打席が回った場面については「戸郷を行かせようか迷ったんですけど。この調子で代えるのは…と思って行かせたんですけどね。自分で打って、投げて。素晴らしかったと思います」と左前適時打を放った戸郷を称えた。

 戸郷の打球は左翼・末包が後逸。戸郷には1打点が付いたが、満塁の走者が全員本塁生還を果たした。

 指示は「初球から打っていい」だったそうで、指揮官の言葉通り初球を打ってタイムリー。「攻撃的にいこうと思って。本人もバッティング好きだと思うんでね」と戸郷の思いに懸けたという。

 そして、戸郷は8回まで104球を投げ、4安打無失点。8回表が終わって攻守交代となると、阿部監督はベンチで戸郷を待ち構えて1対1で話し合いを持った。「次、中5(日)でいくんで。どうするか聞きに行って。本人がね、“いく”と言ったんで。それを尊重して」と完封勝利へ背中を押した。

 これで首位・広島とは1ゲーム差。「負け越さなかったのが良かったと思いますし、9連戦まだまだ先、長いんで。まずはきょう、勝てて良かったなーと思いますしね。あしたから名古屋、また東京ドームでありますんで。毎試合、大事ですね」と話していた。

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