【甲子園】興南「春夏連覇校対決」制することできず 大阪桐蔭相手に実力発揮しきれず聖地去る

[ 2024年8月8日 09:56 ]

第106回全国高校野球選手権大会 1回戦   興南0―5大阪桐蔭 ( 2024年8月8日    甲子園 )

<大阪桐蔭・興南>興南先発の田崎(撮影・大城 有生希)
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 全国屈指の強豪校の壁は厚かった。興南(沖縄)が大阪桐蔭(大阪)に0―5で敗れ、甲子園大会「春夏連覇経験校」対決を制することはできなかった。

 試合のペースを握ることができなかった。大阪桐蔭先発・中野から初回2死一、二塁と先制機をつかんだが、得点できず。0―0の3回には先頭打者を四球で出塁させたが、二塁へと送ることができず1死一塁から併殺で好機をつぶした。

 先発の最速149キロ左腕・田崎颯士(3年)は強打の大阪桐蔭打線に対し1、2回を3者凡退で終える最高の立ち上がり。しかし3回につかまった。1死一、二塁から先制の2点三塁打を浴びると、この回計3失点。さらに4回にも2点を失い、6回2/3を5失点でマウンドを降りた。

 打線も中野の前にわずか4安打で無得点に終わり、実力を発揮しきることができず、戦いを終えた。

 春夏連覇を果たした2010年のエースだった島袋洋奨投手コーチにあこがれ、薫陶を受けてきた左腕。勝利をつかむことはできなかったが、強打線に真っ向から立ち向かい、鮮烈な印象を残し聖地を去る。

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