大谷翔平 第3打席は痛烈188キロ二塁打 その後三盗決めて今季32盗塁 年間45盗塁ペース

[ 2024年8月6日 12:38 ]

ナ・リーグ   ドジャース―フィリーズ ( 2024年8月5日    ロサンゼルス )

5回、三盗を決めるドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、本拠でのフィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場。第3打席で2試合ぶりの安打とする右翼線二塁打を放った。

 4―2で迎えた1死走者なしでの第3打席。3ボールから右腕ノラの4球目の速球を狙い打つと、打球は117.1マイル(約188.4キロ)の痛烈な打球で右翼線に弾む二塁打となった。さらに2死後のフリーマンの打席で今季32個目の盗塁となる三盗を決めた。これで年間45盗塁ペースとなった。しかし、フリーマンは二ゴロに倒れて追加点は奪えなかった。

 第1打席で三邪飛に倒れた大谷の第2打席は1―2の3回無死一、三塁の好機。右腕ノラの初球の速球を捉えて右翼へ高々と打ち上げると、惜しくも打球は右翼フェンス手前で失速したが、犠飛には十分な当たりで同点とした。大谷の打点は3試合ぶりとなった。さらに2番T・ヘルナンデスが左翼へ勝ち越しの2ランを放ち、この回一挙4点を奪って2点ビハインドを勝ち越した。さらにフリーマンにも復帰後初安打となる右前打が飛び出し、一気に勢いづいた。

 三男マキシマス君が「ギラン・バレー症候群」を発症し、7月26日のフィリーズ戦を前にチームを離脱していたフリーマンがこの日からチームに合流。9試合ぶりに「3番・一塁」で先発復帰した。大谷、山本らナインは試合前練習でフリーマンを応援する特製Tシャツを着用。デーブ・ロバーツ監督は試合前に「チームメートやコーチたちみんながこのシャツを着て、彼のことをサポートしている。彼が戻ってきて良かったと感じる。そして、彼にとって、ここにいてドジャースのみんなといることが、家族の現実から少し離れ、セラピーのような形にもなると思います」と話していた。

 フリーマン不在の8試合でチームは3勝5敗と負け越し。得点は36だったが、決定打を欠いて勢いをなくしていた。左手骨折のベッツも欠き、相手のマークは大谷に集中していたが、ここからは得点力向上が期待される。

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