オリ・紅林「見返す気持ちで」連敗ストップ貢献打 2日前怠慢守備で懲罰交代の悔しさ晴らした

[ 2024年8月4日 06:30 ]

パ・リーグ   オリックス5ー1ロッテ ( 2024年8月3日    京セラD )

<オ・ロ>お立ち台で笑顔のポーズを決めるオリックスの(左から)来田、田嶋、紅林(撮影・後藤 正志)
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 オリックス・紅林が5回の左前適時打で一挙4得点に貢献するなど、“改心”の3安打で10連敗からの脱出を呼んだ。

 「やっぱり隙を見せていたら勝てないと思う。これから隙はずっと見せないように、ちゃんとやりたい」

 1日の日本ハム戦では怠慢守備から3回に代打を送られる懲罰交代。試合後に「ファームです」と受け止め、「全部を見つめ直していかないといけない」と猛省した。翌2日は午前中に舞洲の2軍施設で練習。京セラドームで中嶋監督と対面して「言葉で言ってもしょうがないと思うんで行動で示します」と伝えた。覚悟した降格はなく、1日だけベンチ外。2試合ぶりの先発復帰で決意通り奮起した。

 宗、西川ら同僚たちの愛あるイジりで、1打席目は河島英五の名曲「酒と泪と男と女」を登場曲に投手強襲の内野安打。“忘れてしまいたいことやどうしようもない寂しさ”を乗り越えて活躍し、お立ち台では「オリっこインタビュー体験」で子供からも「悔しい思いをして…」と振られて場内が沸いた。

 「本当に悔しい思いをしてきた。何とかグラウンド上で見返す気持ちでやってきた」

 6月27日ソフトバンク戦以来、6度目の猛打賞。中嶋監督は「普通じゃないですか。急に変わったわけでもない」と辛口でも、うなずいた。(阪井 日向)

 ≪紅林の懲罰交代≫1日の日本ハム戦で2回2死一塁からのディレードスチールの際に遊撃から二塁ベースカバーに入らず、捕手からの送球が中堅へ抜ける間に三塁への進塁を許した。直後に適時打を浴び、試合後の中嶋監督が「あんなプレーされて誰がそんなの許します?ありえない」と激怒した。

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