中日・根尾昂はプロ初勝利ならず 3回8安打6失点KO 今季初先発で打では適時二塁打も、厳しい結果

[ 2024年8月4日 19:08 ]

セ・リーグ   中日―広島 ( 2024年8月4日    マツダ )

<広・中>初回、5失点でベンチに戻る根尾(撮影・岸 良祐)
Photo By スポニチ

 中日の根尾昂投手(24)が4日の広島戦(マツダ)で今季初先発したが、3回8安打6失点(自責5)でプロ初勝利はならなかった。

 昨年9月30日の巨人戦(東京ドーム)以来の先発となった。先発は通算4試合目の登板。昨年9月18日の広島戦(バンテリンドーム)では、プロ最長6回2/3を4失点(自責0)。6回まで無失点の好投で勝ち投手の権利を得て降板したが、その後チームは追いつかれて初勝利はならなかった。投手転向3年目の今季は5月に救援で2試合の登板にとどまっているだけに、根尾にとって大切な先発チャンスだった。

 初回先頭の秋山に対しては、4球すべてボールの四球。続く野間には2―2からの7球目を左前に運ばれ、いきなり無死一、三塁のピンチを背負うと、中村貴には根尾のグラブをはじく投手強襲安打で失点。さらに根尾が二塁へ悪送球し、無死一、三塁とピンチは続いた。

 まだ止まらない。18年のドラフト1位の同期生でもある小園に右前に運ばれ2点目。坂倉にも二塁打を打たれて3点目を失った。ようやく6番の林を一ゴロに打ち取り、最初のアウトをとったが、矢野にも2点二塁打を浴びての5失点となった。

 2回にも先頭の秋山に内角の143キロ直球を右翼席に運ばれて失点。3回2死二塁のピンチは無失点で切り抜けたが、3回、54球を投げ、8安打6失点で、4回に代打を出されて降板した。

 2回2死一塁から根尾自ら右中間二塁打を放って、1点を返した。広島先発・九里の1ボールから高めに浮いた速球をとらえた一打となったが、22年シーズン途中から投手に転向して3年目。通算30試合目の登板は苦いものとなってしまった。

 ▼根尾 自分のミスで失点してしまった。課題を克服できるように、反省し練習します。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年8月4日のニュース