大谷翔平 DH専任では大リーグ史上初の30本塁打&30盗塁達成 108試合での達成は史上3位タイ

[ 2024年8月4日 13:26 ]

インターリーグ   ドジャース10―0アスレチックス ( 2024年8月3日    オークランド )

9回、二盗を決めるドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、敵地でのアスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場。初回に二盗を決めると、9回には二盗、三盗を決めてメジャー初の1試合3盗塁に成功し、自己最多を更新する31盗塁。日本選手初のトリプルスリーに向けて本塁打(33本)に続いて盗塁数でも条件をクリアした。打撃でも2安打を放って5試合ぶりのマルチ安打をマークし、チームの10―0の快勝に貢献した。

 第5打席は4―0の9回先頭。ここでも二遊間を破って中前打を放つと、またも足で魅せた。T・ヘルナンデスの2球目にスタートを切り、この日2個目の盗塁に成功。投打で見せ場をつくった。さらにその後三盗にも成功し、今季初の1試合3盗塁。その後、相手の失策の間に本塁へ生還し、俊足ぶりをアピールした。同一シーズンに30本塁打&30盗塁を記録するのは球団史上4人目の快挙となった。

 米メディアによると、DH専任で30本塁打、30盗塁を達成するのは史上初の快挙。また、大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者は自身のXで108試合目で30本塁打、30盗塁を記録するのは、1987年のエリク・デービス(90試合)、1998年のアレックス・ロドリゲスの107試合に次ぎ、バリー・ボンズの父ボビー・ボンズ(1973年)と並ぶ史上3位と投稿した。

 初回の第1打席は新人右腕スペンスとの対戦で四球を選ぶと、大谷が早くも仕掛けた。初球からスタートを切り、二盗に成功。しかし、相手野手のタッチが左あご付近に当たり、表情をゆがめる場面もあった。その後T・ヘルナンデスの中飛で三塁にタッチアップと初回から大谷が精力的に動いた。しかし、ラックス、スミスが倒れて先制点はならなかった。

 7月30日のパドレス戦では四球で出塁した初回に日本選手最多の4試合連続盗塁を決め、自己最多を更新する28個目の盗塁をマークした。4試合連続盗塁は今季2度目で、イチロー、松井稼頭央に並ぶ日本選手最多タイ。打撃だけでなく、足でも観客を魅了している。

 大谷は2日に4試合ぶりの一発とする33号を放ったが、この日の試合前に本塁打王を争うブレーブス・オズナが5試合ぶりの一発とする32号をマークして再び1本差に迫られた。オズナは打点ではリーグトップを維持しており、打率、本塁打でトップに立つ大谷の3冠王の強力なライバルとなっており、後半戦のタイトル争いにも注目が集まる。

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