韓国のスター李政厚「ライバル意識はまったくない」大谷翔平への憧れ語る 母国メディアに「比べないで」

[ 2024年4月3日 14:37 ]

5回、打席に入るイ・ジョンフ(AP)
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 ジャイアンツの李政厚外野手(25)が、ドジャース・大谷翔平投手(29)への尊敬の意を語り、比較することをやめるよう韓国メディアに訴えた。

 韓国メディア「OSEN」は3日、「私はまだ新人。大谷と比べないでください」と題したイ・ジョンフの記事を紹介した。

 イ・ジョンフと大谷は1日(日本時間2日)からの3連戦でメジャーの公式戦で初対戦。韓国のスターであるイ・ジョンフと日本、そしてメジャーのスターである大谷を比較する声もしばしば聞かれるが、イ・ジョンフは「なぜ私と大谷選手を比較するのか分からない。大谷選手が知れば気分が悪いかもしれないと思う」と発言した。

 その理由として「大谷選手は既にメジャーリーグの歴史に多くの足跡を残した選手で、私は新人選手だ」と説明。「契約額を見ても私と比較することができない。マスコミ、メディアが煽っているようだ」と続けた。

 そして「正直、私は大谷選手を見るたびに憧れの気持ちでプレーしている。ライバルという意識はまったくない」と語った。

 さらに「私は新人であり、一日一日がどうなるか分からない状況です。打者としては相手投手だけ、守備に出るときは相手打者だけを気にしている」とし「私が大谷選手と同じクラスになるなんて、とんでもない」と謙遜。「引退した時、大谷選手と同時代にプレーしたということだけでも、将来子供たちに自慢できることだと思う」と、これまでの大谷の功績に敬意を表した。

 イ・ジョンフは2日(日本時間3日)の敵地ドジャース戦は5打数1安打。9回の第5打席で右前打を放った。

 イ・ジョンフは21、22年にKBOリーグで2年連続首位打者に輝き、22年はMVPも獲得するなど、「韓国のイチロー」と称される好打者。ジャイアンツと6年総額1億1300万ドル(約188億5000万円)の大型契約を結びメジャー移籍した。

 父も「韓国のイチロー」と評された元中日の李鍾範(イ・ジョンボム)さんで、父が中日でプレーしていた影響で自身は名古屋市で生まれた。

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