「韓国のイチロー」李政厚と“本家”の違いは?ジャイアンツ指揮官「イチローの方が飛距離が…」

[ 2024年4月3日 11:31 ]

ジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ、左)と現役時代のイチロー氏
Photo By スポニチ

 ジャイアンツのボブ・メルビン監督が2日(日本時間3日)、敵地でのドジャース戦を前にメディアの取材に対応。今季チームに加入した李政厚(イ・ジョンフ)外野手(25)とイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)を比較した。

 メルビン監督は03、04年にマリナーズで指揮を執っており、当時のチームにはイチロー氏が在籍していた。イ・ジョンフは「韓国のイチロー」と称されるなど、高い打撃力に期待が集まっている。

 指揮官は両者について質問が及ぶと「イ・ジョンフとイチローが似ているかという質問には、イエスともノーとも言える」と回答。「イチロー以降、似た選手が増えているし、まず背番号(51)が同じ」と続けた。

 その上で「でも、イチローの方が打球飛距離がある。イチローの打撃練習を見たことがあるなら、それが分かるだろう。ただ、彼は試合ではミートに徹した」とイチロー氏の飛距離を称えた。

 そして「イ・ジョンフはそもそもそういうタイプの選手ではない」ときっぱり。「彼はオープン戦で左投手にやや苦労していたが、私が彼と話した時に、左右どちらも不得手がないと話していた。来た球を打つことに集中できている。対戦相手を学び、MLBのスタイルを学んでいる最中。彼は彼の野球をやればいい。これまでのノウハウ、テンプレートがあるはずだ。彼は物事を深く考えず、集中して野球ができている」とイチロー氏と比較せず、自身のスタイルを貫いて欲しいとエールを送った。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月3日のニュース