阪神・岡田監督の野球論 強いチーム=面白くないチーム 打ち勝つ派手さなくともスキのないプレー徹底

[ 2024年3月1日 05:15 ]

阪神・岡田監督(撮影・後藤 正志)
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 全体練習後に報道陣に対応した阪神の岡田監督が独特の言い回しでチームの成熟度を表した。

 「強いチームになってくる方が面白くないチームになるよな。打つチームの方が面白いもんな。何点取られても取り返しよるような。でも何点(も)取られたらアカンよ。140も試合したら」

 派手な攻撃と勝利はイコールで結ばれない。就任時から守り勝つ野球を掲げる指揮官は昨年日本一まで上り詰めたチームの成長を確かめるように「俺もあんま面白ない」と苦笑い。今春キャンプでも進塁打をおろそかにした若手に苦言を呈した。

 開幕まで1カ月を切り、監督はここから今季のチームの“輪郭”を見極める。「年間戦うには40人ぐらい。1軍の戦力としていけるっていう。3月でな、ある程度確定していかなあかん」。“面白くないチーム”の土台が固まる3月になる。(遠藤 礼)

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