西武Jrのおかわり次男・航大 初安打も敗退 父見守る中1安打1四球

[ 2023年12月28日 05:15 ]

NPB12球団ジュニアトーナメント2023・2回戦   西武Jr0―4中日Jr ( 2023年12月27日    横浜 )

<中日Jr・埼玉西武Jr>2回、単打を放つ埼玉西武Jr・中村(撮影・大城 有生希)
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 「NPB12球団ジュニアトーナメント2023」は27日、2日目を迎えて横浜スタジアムと神宮で6試合を行い、西武・中村の次男で西武Jrに所属する航大(6年)は初安打を放ちながら中日Jrに0―4で敗れ、2連敗で準決勝進出はならなかった。

 1メートル63、81キロの堂々たる体格を誇る航大がうなだれた。0―4の6回1死一塁で、二ゴロを放った打者が走塁妨害と判定されて併殺で試合終了。ネクストバッターズサークルで「打ちたかった」とつぶやいた。

 2連敗で準決勝には進めなかった。それでも現役最多の通算471本塁打を誇る父がスタンドで観戦していた中で、存在感は示した。2回1死から中前へ今大会初安打を放ち「全国大会で打てて自信になる」。4回1死一塁では四球も選んだ。2年前の同大会で西武Jrの一員だった兄・勇斗は右翼線二塁打をマーク。「3日前に“オレは打っているぞ”と言われたから良かった」と少しだけ笑った。

 「打率を残してみんなから憧れられる選手になりたい」。父の大きな背中を追いかけ、大好きな野球を続ける。(伊藤 幸男)

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