DeNA上茶谷 ブルペンでずっと愚痴っていた… 「最悪や」「絶対無理や」「絶対打たれる」

[ 2023年12月28日 19:32 ]

DeNA・上茶谷
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 DeNAの上茶谷大河投手(27)が27日にtvk(テレビ神奈川)で放送された「2023年もありがとうベイスターズSP」(後7・00)にスペシャルゲストとして出演。持ち前の明るさとトーク力で番組を大いに盛り上げた。

 今年で8度目の放送で、年末の風物詩となった「ありがとうベイスターズ」。この日は進行役を務めた同局の吉井祥博アナウンサー(59)と球団OBの荒波翔さん(37)に加え、「4522敗の記憶」などの著作で知られるライターの村瀬秀信さん(48)、お笑いコンビ「ダーリンハニー」の吉川正洋(45)という熱烈なファン2人の計4人が集まって2023年のベイスターズを振り返り、上茶谷は途中からスペシャルゲストとして参戦した。

 まずは46試合に登板し、ワンポイントリリーフにロングリリーフ、さらにはオープナーとして先発も務めるなど計64イニングを投げた今季についてねぎらわれると、上茶谷は「プロ入ってから一番キツかったんじゃないかなっていうぐらい」と5年目のシーズンを振り返った。

 上茶谷が今季担った中継ぎは、近年のプロ野球では1試合1イニングが一番多いパターン。だが、46試合で64イニングを投げている数字が表す通り、上茶谷はイニングまたぎの投球も多かった。「まぁ、もうこんな準備すんのかっていうぐらい毎日もう…初回から入って、投げて…みたいな感じで」。連日ブルペンで何度も肩をつくっていたと明かした。

 そして、ようやく出番が訪れた際には延長戦…といったケースも。「ブルペンでずっとグチグチ言ってました」と明るい表情で愚痴って笑わせると、メンタル的には「ロング(リリーフ)のほうが、疲労感が僕は凄かったですね。先発の6イニングより中継ぎの3イニングのほうがしんどかった」とぶっちゃけた。

 ブルペンからマウンドに向かう直前、あまりにシリアスな場面だと「ホンマにイヤやー」「最悪や」とずっとブツブツ言っているそうで、カートでマウンドに移動している最中にも「絶対無理や」「無理やろ」「絶対打たれるけどな」「まぁ、いいや」などと延々と独り言を繰り返しているという。

 それでも、どんなにしんどい場面でも颯爽と登板しているように見え、防御率2.11の好成績も残した上茶谷。「いい開き直りができたって感じはありますね」と“グチグチ投法”の効果を明るく語っていた。
 

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