阪神・佐藤輝　初回に意地の二塁打「よかったと思います」シリーズワースト連続三振回避

SMBC日本シリーズ2023第5戦   阪神ーオリックス （ 2023年11月2日    甲子園 ）

日本シリーズ＜神・オ（5）＞2回、二塁打を放つ佐藤輝（撮影・光山　貴大）
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　2勝2敗で迎えた第5戦は、阪神が0ー2の8回に6点を奪い逆転勝利。通算3勝2敗とし、38年ぶり2度目となる日本一に王手をかけた。

　1日のオリックス戦では3三振に加え、同点につながる失策を喫して途中交代していた阪神の佐藤輝明（24）が6番で先発し、2回の初打席で中堅へ二塁打を放ち「まあ、よかったと思います」と胸をなでおろした。

　オリックス先発、田島の初球を捉えての不名誉な記録阻止となったが初球を捉えたことについては「それはいつも思っています」と積極性を失わずに打席に臨んでいた。

　第3戦の最終打席からは4打席連続三振で、5打席連続三振という日本シリーズワースト記録に王手がかかっていた中で意地を見せた形となった。

　なお第2打席からは空三振、一ゴロ、捕邪飛と、その後快音は聞かれなかったが、チームは逆転勝利で日本一に王手。舞台を京セラDに移す勝負の第6戦もそのバットで快音を響かせるつもりだ。