オリ中嶋監督 山崎颯、宇田川が打たれたのは「しょうがない」 由伸待機は「入れちゃダメですか」

[ 2023年11月2日 22:03 ]

SMBC日本シリーズ2023第5戦   オリックス2―6阪神 ( 2023年11月2日    甲子園 )

日本シリーズ<神・オ>8回、阪神打線を抑えることが出来ず、俯きながら引き上げる宇田川(左から2人目)(撮影・平嶋 理子)
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 オリックスは2―0で迎えた8回にリリーフ陣が一挙6失点して悪夢のような逆転負け。前夜のサヨナラ負けに続いて2連敗を喫して通算2勝3敗となり、38年ぶり2度目の日本一を狙う阪神に王手をかけられた。

 先に王手した過去73チームのうち62チームが日本一になっており、阪神のV確率は85%。3年連続でパ・リーグを制したオリックスは2年連続6度目の日本一へ向けて崖っ縁に立たされた。

 オリックスは先発左腕・田嶋が7回4安打無失点と好投。自らプロ6年目で初安打も放ち、日本シリーズ通算3度目の登板で初勝利の権利を得て2―0の場面で降板した。

 だが、直後の8回だった。コンディション不良から3試合ぶりにブルペン入りし、この回から登板した2番手右腕・山崎颯が3連打され、失策も絡んで1点差に迫られると、3連投となった3番手右腕・宇田川が逆転を許した。4番手右腕・阿部も火のついた阪神打線の勢いを止められず。この回、打者10人に6安打を集中されて一挙6点を失い、壮絶な逆転負けとなった。

 中嶋聡監督(54)との試合後の一問一答は以下の通り。

 ――田嶋がなんとか…。

 「本当に凄いピッチングでしたけどね」

 ――7回までいってくれたのは。

 「大きかったですね。いつもでしたら…、ちょっと芯に当たり出したかなというのは、あって、迷わずに」

 ――いつもの勝ちパターン、山崎颯を期待して送り出した。

 「そりゃあ、期待しますよ」

 ――宇田川も。

 「3連投だったんで。状態はいいと聞いていたんで、ここ3戦は宇田川が。(相手が)うまく打ちましたし、まあ、しょうがないです」

 ――守備のミスが。

 「なんか、どっちも言えるかもしれないが、ミスしたほうが。そういうゲーム展開になっていますね」

 ――シリーズ、甲子園。

 「雰囲気じゃなく、土の感じが、なんか交流戦の時は少し違うよね、湿り方とか」

 ――杉本も戻った。

 「この段階まできたかなと」

 ――山本もブルペンに入った意図は。

 「入れちゃダメですか」

 ――あと2試合。

 「もう追い込まれたわけですから。開き直るわけじゃないですけど、京セラ帰りますし、2つ勝たないといけないわけですから頑張りますよ」

 ――山本は残りもブルぺン待機か。

 「予告見たらわかるやん」

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