大阪桐蔭は履正社に敗れ3年連続の甲子園逃す エース・前田8回3失点も打線が沈黙

[ 2023年7月30日 12:12 ]

第105回全国高校野球選手権大阪大会決勝   大阪桐蔭0-3履正社 ( 2023年7月30日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

大阪大会決勝<大阪桐蔭・履正社> 履正社に敗れ、目元を押さえる大阪桐蔭・前田(左) (撮影・須田 麻祐子) 
Photo By スポニチ

 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の出場校を決める大阪大会の決勝が30日に行われ、履正社が大阪桐蔭を破って19年以来4年ぶり5度目の優勝を飾った。大阪桐蔭は、PL学園(83~85年)と大阪桐蔭(12~14年)の過去2度しかない大阪大会最長に並ぶ夏3連覇を逃した。

 今秋ドラフト1位候補左腕の前田悠伍(3年)が先発した。2回1死二、三塁から適時失策で先制点を献上。0―1の4回2死満塁では中前に2点打を許した。前田は決勝まで登板1試合のみと体力温存して迎えた決勝戦だった。「明日は自分が投げて勝つ」と意気込んで臨んだ頂上決戦だったが、8回6安打3失点で交代した。

 同校は、過去4度あった履正社との決勝は全勝だった。さらに前田は履正社相手に過去4度登板して無敗だったが、最後の夏は相手の強力打線に屈した。

 ◇前田 悠伍(まえだ・ゆうご)2005年(平17)8月4日生まれ、滋賀県長浜市出身の17歳。古保利小2年から高月野球スポーツ少年団で野球を始め、6年時にオリックスJr.選出。高月中では湖北ボーイズに所属。1年時にカル・リプケン12歳以下世界少年野球日本代表として世界一。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入りし、2年秋からエース。2年時の春夏に甲子園出場で春優勝。明治神宮大会は2連覇。1メートル80、78キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月30日のニュース