桐光学園　1年生右腕・加賀　公式戦初先発で5回無失点「楽しかった」

第105回全国高校野球選手権神奈川大会4回戦   桐光学園8―0松陽 （ 2023年7月16日    サーティーフォー相模原 ）

＜松陽・桐光学園＞5回無失点と好投した桐光学園・加賀滉太（撮影:高原俊太）
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　11年ぶりの甲子園を目指す桐光学園は、新たな戦力が存在感を示した。野呂雅之監督が期待を持って送り出した、1年生右腕・加賀滉太が好投し、5回戦へと駒を進めた。

　公式戦初先発でも緊張に押し負けることはなかった。当日の朝に伝えられたという先発にも「そこまで緊張はしなかった」と三者凡退と上々の立ち上がりから、4回一死まで無安打投球。「投げてて楽しかった」と5回を投げ、54球1安打無失点、5三振の内容に笑顔だった。父・桂介さん（49）は、息子の投球に「出来すぎです」と驚きを隠せなかった。

　野呂監督は「球威はこれから」としつつも「この暑い中でもよく投げてくれた」と絶賛。加賀は今後の登板機会に向けて「自分が試合を作って、エースの中平さん（3年）と法橋さん（2年）を、できるだけ休ませたい」と自らの役割を全うする。