阪神・湯浅　2軍でシート打撃登板「チカさんだからあえて投げた」新球種カットボールを試す

阪神・湯浅
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　2軍調整中の阪神・湯浅が、6月16日の降格後初めてとなるシート打撃に登板した。近本と3打席、育成の野口と2打席、計5打席を投げ安打性は近本の左前打1本だった。小さく動くカットボールのような新しい球種を試したことを明かした。

　救援に失敗した6月15日オリックス戦以来1カ月ぶりに対戦する打者の1人目が近本とあり「めっちゃ気を使った。怖すぎる。当ててなくても何かあったら怖いじゃないですか」と緊張感たっぷりで投球した。フォークボールと縦のスライダーを交えて30球。そのうち1球が、高速で微妙に曲がる内角を突いた球で「チカ（近本）さんと真っすぐのことを話したことがあった。それをちょっと投げたりしていた。チカさんだからあえて投げたボールもあった」と明かした。後半戦の武器になる可能性がある。

　今後は「実戦ですね」と語り、25日からのウエスタン・リーグのソフトバンク3連戦（鳴尾浜）の登板が有力。22、23日の独立リーグとの練習試合で投げる可能性もある。じっくりかつ着実に復調の階段を上がっている。