メッツ・千賀 驚きの球宴出場 大谷に「ちょっとこの帽子をかぶせてきます」

[ 2023年7月11日 07:06 ]

グラウンドで大谷(右)と話す千賀(撮影・沢田 明徳)
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 オールスターゲームに初選出されたメッツの千賀滉大投手(30)が10日(日本時間11日)、オールスターの会場となるシアトルのT-モバイルパークで行われた前日会見に登場した。

 千賀はメジャー移籍1年目の今季、ここまで16試合に登板し、7勝5敗、防御率3・31の好成績をマーク。今季9勝をマークしているストローマンの代替選手としての選出され、日本選手でメジャー移籍1年目にオールスターゲームに選出されるのは2014年の田中将大(ヤンキース)以来、9年ぶり8人目となった。

 会見の場では多くの日米記者に囲まれ、選出の喜びと抱負、大谷との交流などについて語った。

 千賀との一問一答は以下の通り。

 ――選出を聞いて率直な気持ちは。
 「もう驚きが一番最初。選ばれるとか、候補とか、本当に思ってもいなかったので、最初は何の話か分からないくらい、分かっていなかったです」

 ――オールスターブレークはどうする予定だったのか。
 「次の登板に向けてトレーニングを自分で組みながらやるつもりだったので、それが飛ぶなって思っていました」

 ――メジャーでもお化けフォークが通用していると感じているのでは。
 「いい時はもちろん空振りは取れるなと思いますけど、やっぱり調子が悪かったり、ちょっとだめな時にごまかせないなっていうのをすごくこっちの野球をやってみて思います。日本の時は調子が悪くてもごまかせるところがけっこうあったかも分からないですけど、本当にこっちはすぐつかまるというか、何とかできないなっていうのはすごく思いましたね」

 ――オールスターでどんな投球をしたいか。
 「大谷選手と戦えるなら思い切り三振を取るか、思い切り遠くに飛ばされるか、どっちかで楽しみたいと思います」

 ――監督から登板の予定などは聞いているか。「これからですね」

 ――大谷との関係は。「ちょっと侍で同じになったりとか、すごい前の日本の同じチームで一緒にやっていたからというわけではないんですけど、結構喋ったりとかは多かった。今日も喋ってもらえるか不安でしたけど、喋ってもらえて一安心でした」

 ――何を話したのか。
 「シークレット(笑)」

 ――またいつか一緒のチームでプレーしたいか。
 「いやー、それはもうお互いがどういう人生の選択をするかなので、本当にそうなればすごい面白いことなんじゃないかなと思います」

 ――勧誘するつもりは。
 「ちょっとこの(メッツの)帽子をかぶせてきます、じゃあ今から(笑)」

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