県立校投手に11球団25人スカウト大集結　148キロマーク　ロッテスカウト「ステップアップしている」

第105回全国高校野球選手権千葉大会・2回戦   幕張総合13―0芝浦工大柏 （ 2023年7月11日    千葉県総合SC ）

6回無失点の好投を見せた早坂（撮影・柳内　遼平）
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　千葉の豪腕が実力を見せつけた。幕張総合の最速151キロ右腕・早坂響（おと・3年）投手が芝浦工大柏戦に先発し、6回を2安打無失点で6三振の好投。13―0で6回コールド勝利に導き「今まで感じたことがないマウンドの雰囲気がありました。点を取られずに勝てたので良かったなと思います」と語った。

　昨秋に捕手から投手に転向し、急成長を遂げた豪腕。この日は視察した11球団25人のスカウトに148キロをマークした直球、鋭く変化するスライダーで猛アピール。ロッテの榎康弘アマスカウトディレクターは「ピッチャーらしくなってきました。ステップアップしていますね。インステップから投げるスライダーに角度があって有効。地元千葉の高校ですし、ウチには村山（幕張総合出身）もいます。将来的にはバッテリーなんて夢もありますよね。盛り上がりますよ」と語った。

　◇早坂　響（はやさか・おと）2005年7月26日生まれ、千葉県松戸市出身の17歳。松戸市立東部小1年から高塚新田ラークスで野球を始める。松戸市立第五中では軟式野球部に所属。幕張総合では1年秋、2年夏、秋に捕手としてベンチ入り。50メートル走6秒3。憧れの選手は日本ハム・伊藤。1メートル76、68キロ。右投げ右打ち。