落合博満氏　なぜ中日は和製大砲が育たないのか？本拠を狭くした方がいいのか？に持論

落合博満氏
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　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（69）が11日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。「オレ流質問箱」で野球の話から人生相談までNGなしで寄せられた質問に答えた。

　中日ファンだけでなく、プロ野球ファンみんなが気になる質問。「ドラファンですが、どうしてドラゴンズは生え抜きの大砲選手がなかなか出てこないのか聞きたいです。ナゴヤドームの広さはよく理由にされますが、それなら球場を狭くすれば育つものなのでしょうか」

　読み終え少しだけ間を置いて「これはね、なかなかアマチュアでもホームランバッターっていうのは少ないんです」と語り出した落合氏。続けて「チームの方針もあるんでしょうけども、ドラフトで獲ってくる選手は、近年見てるとなかなか大物を打つような選手を獲ってきてるっていうのはありません。だいたい小粒で足が速くて機敏性のあるような選手を主体的に獲ってるんで」と中日のドラフト戦略に言及した。

　加えて「それと野球のスタイルが守って打って走ってっていうようなことを求めるんでね。長距離バッターでも、守れなくてもいいやっていうような選手はなかなか獲りづらいっていうようなこともあるでしょう」と補足。「それとナゴヤドームを狭くすれば育つのかって言うけども、相手に打たれることを考えないで球場を狭くするっていうのは勝てるゲームも勝てなくなるんでね。球場に合ったような野球スタイルをするっていうことが大事なんだろうと思うし、そのために外国人選手でホームランを打てるバッターを“なぜ連れてこないのか？”っていうのが1番のホームランが少ないっていう原因なんだろうと思います」と球場を狭くして相手のホームランの確率も上げてしまうリスクよりも、戦略的に外国からパワーヒッターを獲得した方が球場（ナゴヤD）に合った戦い方で、勝てるチームをつくることができるとした。

　最後に「なかなか日本人の中での大砲っていうのは育てづらいっていうことがあるんでね。それを解消するためには、日本人選手よりも外国人でパワーのあるホームランバッターを連れてくるっていうのが先ではないのかなとは思います」と持論を語った。