京都国際・杉原 近大付相手に9回176球完封「直球がよく走っていた」

[ 2023年5月28日 16:06 ]

高校野球春季近畿大会   京都国際2―0近大付 ( 2023年5月28日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

<京都国際・近大付属>4回2死満塁のピンチを切り抜けガッツポーズを決める京都国際・杉原(撮影・後藤 正志)
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 京都国際(京都)の最速143キロ左腕・杉原望来(みらい=3年)が被安打5、9奪三振の好投で、高校では練習試合を含めて初の完封勝利を飾った。 

 「打たれる気はしなかった。今日は直球がよく走っていた。左右関係なく内角に投げ切れたことも良かったです」

 6回の先頭打者に三塁打を許しながら後続を片付けて先制点を与えず、2―0の9回は2死無走者から連続四球を与えるも中飛に仕留めて試合を締めた。

 プロ注目左腕でNPB10球団のスカウトが視察する前で、計176球の熱投を見せた。オフ期間にウエートトレや走り込みに重点を置いて、体力面を強化してきた。「秋までは120球を超えると捕手から球速が落ちていると言われていた」。6回終了時点で球数が124球を数えるも、7回以降は無安打4奪三振とギアを入れ替えて、冬の練習の成果を示した。小牧憲継監督からは「秋は崩れることも多かったけど、この春はすごく粘れている」と成長を認められた。

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