前阪神監督・矢野燿大氏「監督としてはめちゃくちゃありがたい」 侍快進撃の要因はこの選手

[ 2023年3月13日 19:29 ]

前阪神監督の矢野燿大氏

 前阪神監督・矢野燿大氏(54)が13日、MBSの情報番組「よんチャンTV」(月~金曜後3・40)に出演。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で1次ラウンドを4連勝で突破した日本代表について語った。

 打線に不可欠な軸となっているのが、1番・ヌートバーと2番・近藤の「たっちゃん&こんちゃん」コンビ。ヌートバーは1次ラウンドの4試合で打率・429、出塁率・579。好守や走塁でもチームを支え、さらにコミュニケーション能力も高く、矢野氏も「ここまで良い選手とは知らなかった」と脱帽するほどだった。

 また、2番・近藤も打率・467、出塁率は・600と好調。「監督としてはこういう選手がいてくれるとめちゃくちゃありがたいんです」と評価した。その要因に「目立つタイプではないですが、つなぐとか、チャンスで(走者を)還すこともできますし、相手がどんな投手でも苦手にしない打者って、そんなに多くない。この近藤くんが打線の中にいてくれるのは、監督として本当に心強いと思います」と語った。

 特に近藤の選球眼は球界でも随一と表現。「これが地味なんですが、相手にめちゃくちゃプレッシャーをかけるんです。どこに投げても振らない、振らない、となると、もうストライクゾーンに投げるしかないという投手心理になる。近藤くんの凄さって一見、分かりにくいんですが、プロのみんなは近藤の凄さっていうのは分かるんです」と解説し、選球眼についても「選球眼は目でボールを見ると書きますが、タイミングが取れていないと、見えていても振ってしまう。だから形もしっかりしているし、目も良いという両方がある」と近藤の凄さを表現していた。

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