米記者がエンゼルスの補強を寄せ集めのパッチワークの繰り返しと批評

[ 2022年11月24日 09:02 ]

ブルワーズからエンゼルスに移籍したハンター・レンフロー(AP)
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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が23日(日本時間24日)エンゼルスの素早い補強に疑問を呈した。

 「他のチームがまだ情報収集をし、トレード市場、FA市場でどう動くか考えている段階なのに、早くも3つも動いた。しかしこれで来季ア・リーグ西地区で優勝争いできるのかと問われれば、最も有力な予測は「NO」だ」と書く。ブルワーズのハンター・レンフロー外野手の獲得にはマイナーの3人の若い投手をトレード、ツインズのジョバンニ・ウルシェラ内野手には投手のプロスペクトを一人差し出した。レンフローもウルシェラも23年シーズンが終わればフリーエージェントになる選手。1年しかプレーしないベテランのために、若い才能を出してしまった。FAのタイラー・アンダーソン投手とは3年契約を結んだが、クオリファイングオファーを受けていたため、次のアマチュアドラフトで2番目に高い指名権を失うし、国際選手の獲得に使える契約金枠から50万ドルが削られてしまう。

 ベースボールアメリカ誌によると、ファームのランキングでエンゼルスは30球団中29番目。ファームを立て直さなければならないのに、理想的な動き方ではないと指摘する。ここ数年、エンゼルスは寄せ集めのパッチワークを繰り返し、負け越しのシーズンを続けてきた。今回も同じことの繰り返し、8年連続の負け越しになる可能性が高いと手厳しかった。

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2022年11月24日のニュース