オーナー会議 ファーム拡大構想 24年度から2チーム増やして新ファームリーグ開催へ

[ 2022年11月24日 17:44 ]

巨人・山口寿一オーナー(中央)らが出席して行われたオーナー会議(C)NPB/BBM2022
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 プロ野球のオーナー会議が24日、都内で開催され、野球界の裾野を広げるため、ファームリーグの拡大を図る「NPBビジョン」が承認された。具体的にはセ・パ12球団が本拠地を置く都道府県以外でもファームリーグを開催するため、来春から新たに2チームを公募。あくまで1、2軍を所有し公式戦を爭う新規球団としての加盟ではなく「参加」の形を取ることで、野球協約が課す計30億円の機構への納入は考えていない。

 同会議議長の巨人・山口寿一オーナーは「野球振興にかかわる志ある方々に連携と協力を呼びかけ、ファームリーグに参加したい球団を募りたい。NPBにとって、より多くの仲間と手をとりあって進める新しい挑戦になります」と話した。

 すでにベンチャー企業「ハヤテインベストメント社」が静岡市を本拠地とし、新ファームリーグへの参加を希望しているという。

 NPBは24年度からファームリーグ発足を目指している。今後は小委員会などで、新リーグへの参加条件の定義や球団親会社の財務状況を審査しつつ、来春から参加申請受付を公募という形で取りたいとしている。

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2022年11月24日のニュース