ロッテがハムFA近藤獲り参戦!! 千葉出身でマリーンズJrのOB 残留含めパ5球団による異例争奪戦

[ 2022年11月9日 04:44 ]

<侍ジャパン練習>笑顔を見せる近藤(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムは8日、海外フリーエージェント(FA)権を今季取得した近藤健介外野手(29)が、権利を行使する意思を球団に伝え、申請書類を提出したと発表した。オリックス、ソフトバンク、西武が獲得に興味を示す中で、ロッテも地元・千葉出身でマリーンズJrのOBでもあるスラッガーの獲得に乗り出すことが判明した。

 侍ジャパンの主力として、近藤は9日のオーストラリア戦に向け、汗を流した。シートノックでは左翼を守り、フリー打撃では快音を響かせた。

 この日、申請書類を提出。11年間所属した日本ハムへの愛着も強いが、来春WBCで世界一を目指す侍ジャパンに合流中とあって、「ファイターズからは温かいお言葉を幾度となくかけていただき、ありがたいオファーも提示していただきました。侍ジャパンに向けて集中する中で、もっと考える時間と材料が必要だと判断し、この決断に至りました」と球団を通じてコメントした。

 10日に「FA宣言選手」として公示され、翌11日から全球団との交渉が可能となる。既にオリックス、ソフトバンク、西武が獲得に向けて調査を本格化させていたが、シーズン中から水面下で調査を進めていたロッテの参戦も判明した。リーグ5位のチーム打率・231が、昨季2位から5位に転落した原因。地元・千葉出身で、19、20年と最高出塁率のタイトルを獲得し、今季も打率・302をマークするなど、通算打率・307、同出塁率・413のスラッガーは補強ポイントと合致する。

 最大限の誠意を見せて残留を要請している日本ハムを含め、パ5球団による異例の争奪戦が繰り広げられる。

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2022年11月9日のニュース